指輪のお守りがある神社12選|値段と「今もらえるか」を全部調べた

下鴨神社の相の環守をイメージした、二葉葵の意匠が揺れる指輪のお守りのイラスト
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SNSでよく見かける、指輪の形をしたお守り。かわいいし、普段づかいできそう。

そう思って「指輪のお守り 神社」で検索すると、神社の名前だけが次々に出てきます。でも肝心の値段はどこにも書いていません。しかも記事によって挙がっている神社の顔ぶれがバラバラで、結局どこに行けば確実に手に入るのか、最後までわからないまま検索窓を閉じることになります。

この記事では、指輪の形をしたお守りを授与している神社とお寺を全国から集め、初穂料・サイズ・授与場所・郵送の可否、そして「いま実際に授かれるかどうか」まで一覧にしました。神社で指輪のお守りを探している人が、遠くまで足を運んで空振りしないための記事です。

つむぎ所長

値段や頒布方法は、社寺の公式サイトを1社ずつ当たって確認しています。

公式サイトに載っていなかった情報は、載っていないとそのまま書きました。

目次

まず結論:指輪のお守りは「行けば授かれる神社」と「待つ神社」に分かれます

全国に散らばっているように見えて、実は「今すぐ確実に授かれる」ところはかなり限られています。まず、そのことを一枚の表でお見せします。

社寺名
(所在地)
お守りの名前ご利益初穂料素材サイズ授与場所郵送・通販いま授かれるか
(2026年7月25日時点)
下鴨神社
(京都府京都市)
相の環守縁結び3,000円
(参拝記録が複数一致・公式一覧には未掲載)
真鍮9号のみ相生社授与所なし一時停止中
サムハラ神社
(大阪府大阪市)
御神環守身代わり・弾除け
(言い伝え)
1万円以上
(銀環守・銀小札守は5千円以上)
非公開オーダーメイド社務所不可(申込制)受付停止中・再開時期未定
川越熊野神社
(埼玉県川越市)
導輪守り縁結び・導き15,000円シルバー社務所で採寸社務所なし随時授与
江島神社
(神奈川県藤沢市)
龍の指輪守金運・良縁
(龍神信仰、公式未確認)
800円
(参拝記録が複数一致)
非公開フリー辺津宮社務所なし随時授与
阿佐ヶ谷神明宮
(東京都杉並区)
神むすび(公式説明はブレスレット)ご神縁・運気上昇
(公式表現)
2,000円〜
(種類により異なる)
レースフリー社務所あり
(現金書留)
随時授与
(季節限定は在庫次第)
厳島神社・大願寺
(広島県廿日市市)
龍神ゆびわ・純銀ゆびわ守(大願寺の授与品)厄除け・開運
/災難除け
別記事参照別記事参照別記事参照大願寺 授与所別記事参照別記事参照
金蛇水神社ほか
(宮城県岩沼市)
指輪型授与品(御指環)金運
(伝承)
ゴールド2,000円・シルバー5,000円という紹介あり
(公式未確認)
非公開非公開社務所不明不明
東寺
(京都府京都市/寺院)
洋銀ゆびわ守災難悪病除け公式に価格掲載なし洋銀フリー境内授与所なし売り切れ報告が多い
西新井大師 境内の露店
(東京都足立区/寺院)
指輪(寺の授与品ではない)非公式のため不明3,000円
(現金のみ)
非公開非公開山門右手の露店なし天候・出店日次第
高野山
(和歌山県高野町/寺院)
梵字リング守り本尊による厄除け・開運公式に価格掲載なし
(授与品と門前商品が混在)
非公開非公開宿坊・門前の店あり
(門前の店)
店舗による

▼【図解挿入:指輪のお守りの入手difficulty 3タイプ】

表を眺めると、指輪のお守りには3つのタイプがあることに気づきます。

タイプA

「行けば授かれる」神社で、川越熊野神社・江島神社・阿佐ヶ谷神明宮がここに入ります。

タイプB

「タイミング次第」で、下鴨神社や東寺のように、準備数に達すると一時停止し、しばらくしてまた授与が再開されるサイクルを繰り返しています。

タイプC

「申し込んで待つ、あるいは今は受付そのものが止まっている」神社で、サムハラ神社がこれにあたります。

「どこにあるか」だけでなく「今どのタイプか」を知っておくと、遠方から向かう前の判断がまったく変わります。ここから先は、この12か所を1つずつ見ていきます。

指輪のお守りがある神社【全国8社】

下鴨神社(京都)「相の環守(あいのわまもり)」

値段も色も、記事によって書いてあることが違う。

下鴨神社の相の環守を調べていると、この違和感に必ず突き当たります。理由は単純で、下鴨神社の公式サイトの御守一覧ページには、そもそも相の環守が載っていないからです。公式には「掲載しておりません御守も多数ございます」という断り書きがあり、告知は主に公式Xで行われています。

ネットの記事で情報がバラバラなのは、公式の一覧に載っておらず、告知がSNSで流れるからなんです。

授与しているのは、下鴨神社の境内にある末社・相生社(あいおいのやしろ)の授与所だけです。相生社は縁結びのご利益で知られる社で、相の環守もその名のとおり縁結びのお守りとして授与されています。中門前でも、みたらし団子で知られるみたらし社でも、河合神社でも授かることはできません。授与時間は9時から16時30分予定で、なくなり次第終了、1人3体までという制限があります。色はゴールドとピンクゴールドで、シルバーが出ない時期もあります。これらは下鴨神社の公式Xで告知された情報です。

初穂料3,000円、サイズは9号のみ、素材は真鍮という情報は、参拝記録が複数一致しています。下鴨神社の神紋である二葉葵(ふたばあおい)の葉のモチーフで、中央の石が揺れる作りだと紹介されています。

そして2026年7月25日時点で確認したところ、相の環守は準備数に達したため、授与を一時停止中でした。下鴨神社の公式Xでは「再授与は追ってお知らせします」とだけ告知されており、再開の具体的な日時は公表されていません。

つむぎ所長

公式の一覧に載っていないなんて、ちょっと怪しくない?って思いますよね。でもこれ、人気がありすぎて告知がSNS頼みになっているだけなんです。相生社という小さな社にこれだけの人が集まっているんだな、と思うと、それはそれで下鴨神社らしい話だなと感じます。

サムハラ神社(大阪)「御神環守(ごしんかんまもり)」

サムハラ神社の御神環守について、まず伝えなければならないのは、2025年11月末をもって奉製の申し込みを一旦終了しているという事実。2026年7月25日に公式サイトを確認したところ、受付は依然として停止したままで、再開時期は示されていませんでした。

御神環守は、何のためのお守りなのか。

公式サイトでは「御加護を賜る証」とだけ説明されており、特定の一つの願いに絞った案内はありません。

ただし古くから伝えられてきたのが、身代わりとなって災いを引き受けてくれる「身代わり守り」としての顔です。弾除け・怪我除けのお守りとして知られてきた歴史があります(詳しくは後述)。

今の形になるまでの経緯

2019年以前は、先着順・予約不可・初穂料3,000円という運用でした。

SNSで話題になったことで深夜から行列ができ、近隣から苦情が出るほどに。同じ頃、転売サイトでは1万円から3万円台で取引されるようになります。

これを受けて神社が動いたのが2019年7月。転売サイトで売買されている指輪について、御魂抜きの神事を行ったと境内に掲示し、報道もされました(デイリースポーツ、2019年7月22日)。

  • 2019年8月:店頭での授与を休止
  • 2024年1月下旬:完全な事前申込制へ切り替え

現在の初穂料とサイズ

  • 御神環守:1万円以上
  • 銀環守・銀小札守(指に入らない人向けのペンダント型):5千円以上

銀環守・銀小札守は書面での予約ができず、社務所への直接の問い合わせが必要です。

サイズは一人ひとりに合わせたオーダーメイドで、内側に社名が刻印されます。

申し込みができない期間・条件

年末年始や祭典の多忙期は、申込の受付もお渡しもできません。

  • 12月30日〜1月6日
  • 2月1日〜5日
  • 4月21日〜24日
  • 10月21日〜24日

また、日本国内に住所のない人は申し込みを受けられません。申込者の記録では、届くまで数か月から2年以上かかったという声が複数見られました。

「サムハラ」という文字の由来

造化三神を表す神字とされています。岡山県津山市にあった古い祠を、後に田中富三郎という人物が現在の場所に再興したと伝えられています。

江戸期の随筆『耳嚢』にも関連する逸話が残っているとされますが、これらはあくまで伝承として受け止めるのが適切です。

弾除け・怪我除けの信仰は、日清・日露・太平洋戦争の頃の千人針にも通じるものとして語られます。効果を保証するものではなく、そう信じられてきたという言い伝えです。

川越熊野神社(埼玉)「導輪守り(みちわまもり)」

関東で指輪のお守りを探している人にとって、川越熊野神社は見落とされがちな選択肢です。

有名なまとめ記事の多くに名前が出てきません。ですが公式サイトに初穂料15,000円と明記されている、この記事の中で唯一「価格が公式に確認できる」指輪のお守りです。

導輪守りの特徴
  • シルバー製
  • 社務所で指のサイズを測ってもらってから授与
  • 八咫烏(やたがらす)と蔦の彫り入り
  • ペアで授かる人も多い
  • 木箱に入れて渡される

指のサイズを測ってもらう感覚は、眼鏡屋さんでフレームを顔に合わせてもらうのに近いもの。自分の指に合ったものを作ってもらえます。

公式サイトによると、導輪守りは一人ひとりの願いを結び、導いてくれるようにとの祈願を込めて授与されるお守りです。

川越熊野神社自体は、開運・縁結び・厄除けの神社として案内されています。八咫烏は導きの神使として知られていますが、これも信仰として伝えられているものであり、断定的な効果を示すものではありません。

行けば当日サイズを測ってもらえる、という点も見逃せません。関東で「今すぐ」指輪のお守りを探している人には、まず候補に入れてほしい神社です。

江島神社(神奈川)「龍の指輪守」

江の島にある江島神社の龍の指輪守は、この記事に登場する指輪のお守りの中でもっとも手が届きやすい価格です。

初穂料800円という参拝記録が複数一致しており、龍頭のデザインが特徴とされています。

  • 授与場所:辺津宮(へつみや)の社務所
  • 授与時間:8時30分〜17時
  • 通販・オンライン頒布:なし

江島神社は、龍神信仰や、江の島に祀られる弁財天信仰で知られる神社です。龍は弁財天の使い、あるいは夫神として語られることが多く、金運や良縁の象徴とされることもあります。(ただし、龍の指輪守そのもののご利益を明記した公式の説明は確認できていません。)

800円という価格は複数の参拝記録で食い違いなく一致しているため、この記事では参考情報として扱っています。

阿佐ヶ谷神明宮(東京)「神むすび」——指輪と呼んでいいのか問題

まとめ記事では必ずといっていいほど「指輪お守り」として紹介される阿佐ヶ谷神明宮の神むすびですが、公式サイトの説明を見ると、実は指輪という言葉は一度も出てきません。

公式が案内している使い方は、次の3通りです。

  • 手首に巻く
  • カバンやハンドバッグに付ける
  • ストラップにする

レース織りのお守りで、指に結んでリングのように使う人がいるのは事実です。ただしそれはあくまで使う人の工夫であり、神社が指輪として案内しているわけではありません。

ご利益と名前の由来

公式サイトには「ご神縁を受け、運気が上がるように」祈願されたお守りだと説明されています。

「むすび」という名前から縁結びのお守りとして紹介されることも多いのですが、公式の説明は縁結びに限定していません。もう少し広い「ご縁全般・運気上昇」のお守りという位置づけです。

頒布の経緯と価格

平成26年秋に考案され、平成27年1月から頒布が始まった登録商標のお守りです。

雅シリーズは1体2,000円で、種類によって価格が異なります。桜・天の川・紫陽花・月うさぎなど季節限定の柄もあり、こちらはなくなり次第終了です。

郵送でも授かれる

この神むすびのもう一つの強みは、郵送で授かれる数少ない選択肢だという点です。

現金書留で初穂料と送料を社務所へ送れば申し込みができます。

  • 1体〜9体:通常の送料
  • 10体以上:着払い

近くまで行けない人にとって、これは実用的な選択肢になります。

厳島神社と大願寺(広島)——指輪は「隣のお寺」にあります

「厳島神社 お守り 指輪」で検索すると必ず名前が挙がるこの話題の指輪ですが、実は厳島神社そのものの授与品ではなく、隣接する大願寺(真言宗の寺院)で授与されているものです。

値段や種類の詳しい紹介は、大願寺の指輪お守りを専門に扱った記事に譲ります。

そのほか、名前が挙がる神社

金蛇水神社(宮城県岩沼市)は、江戸時代から金運・商売繁盛の神社として知られています。

蛇をモチーフにした指輪型の授与品(御指環)も、金運のお守りとして紹介されることが多いようです。

  • ゴールド:2,000円
  • シルバー:5,000円

という紹介記事が複数見られますが、公式サイトでの価格の明記は確認できませんでした。

この神社のお守り全般については、別記事で詳しく扱う予定です。

晴明神社(京都)の五芒星ペンダント

晴明神社については、五芒星をあしらったペンダント型のお守りが人気だという紹介記事が複数あります。ただしこちらは指輪そのものというより、五芒星と水晶を組み合わせたペンダントとして紹介されているものです。

神社ではないけれど有名:お寺の指輪お守り

指輪のお守りを探していると、必ずお寺の名前も混ざってきます。神社とお寺は別の宗教施設なので、ここから先はお寺の授与品として区別してお伝えします。

東寺(京都)「洋銀ゆびわ守」

東寺の洋銀ゆびわ守は「災難悪病除け」のお守りとして知られています。

指輪の中央には密教法具の三鈷杵(さんこしょ)があしらわれ、銅・亜鉛・ニッケルの合金である洋銀でできています。境内の授与所で授与されています。

公式サイトには授与品の価格の掲載がありません。参拝記録の中には1,500円前後という声もありますが、あくまで参考情報にとどまります。

売り切れの報告が目立ち、通販は行っていません。

西新井大師(東京)——これは「お寺の授与品」ではありません

「西新井大師 指輪 注意」
「西新井大師 指輪 怪しい」

このキーワードで検索する人は、すでに何かおかしいと感じているわけですよね。

その感覚は正しく、この指輪は西新井大師そのものの授与所で授与されるものではありません。お寺の許可を得て境内で営業している、個人の露店で扱われているものです。

  • 場所:山門をくぐって右手、オレンジ色の屋根が目印
  • 営業時間:9時頃〜16時〜16時30分頃
  • 定休:雨の日は基本的に休み(複数の情報が一致)
  • 価格:3,000円(現金のみ)
  • 交換:1年後2,000円
  • その他:生年月日を伝えると手相を見てもらえるという紹介もあり

西新井大師の公式の授与品一覧には、この指輪の記載はありません。

「怪しいから偽物」と決めつけるのではなく、「お寺の正式な授与品ではない、という前提を知ったうえで選ぶもの」として受け止めるのが正確な理解。

露店の商品なので、正式なご利益の説明があるわけでもありません。どちらを選ぶかは、その前提を知ったうえで判断することです。

高野山(和歌山)の梵字リング

高野山の宿坊や門前の店で扱われている、梵字(ぼんじ)の入ったリングです。

干支ごとの守り本尊に対応した梵字があるとされ、その守り本尊のご利益(開運・厄除けなど)にあやかるリングだと紹介されています。

ここで注意したいのは、お寺そのものの授与品と、門前の店が独自に扱っている商品が混在しているという点です。どちらのタイプなのかによって位置づけが変わるため、価格は共通の確定情報がありません。

門前の店では通販を行っているところもあります。

関東・関西・そのほか——エリア別に探すなら

エリア社寺名お守りの名前初穂料いま授かれるか
関東川越熊野神社
(埼玉)
導輪守り15,000円随時
関東阿佐ヶ谷神明宮
(東京)
神むすび2,000円〜随時
関東江島神社
(神奈川)
龍の指輪守800円
(参拝記録)
随時
関東西新井大師 境内の露店
(東京)
指輪(寺の授与品ではない)3,000円天候次第
関西下鴨神社
(京都)
相の環守3,000円
(参拝記録)
一時停止中
関西サムハラ神社
(大阪)
御神環守1万円以上受付停止中
関西東寺
(京都)
洋銀ゆびわ守公式掲載なし売り切れ多い
関西晴明神社
(京都)
五芒星ペンダント1,000円前後(紹介記事)不明
中部・そのほか高野山
(和歌山)
梵字リング公式掲載なし店舗による
中部・そのほか金蛇水神社
(宮城)
指輪型授与品公式掲載なし不明
中国・四国厳島神社
(広島)
指輪は隣の大願寺へ別記事参照
中国・四国大願寺
(広島・厳島神社隣)
龍神ゆびわ・純銀ゆびわ守別記事参照別記事参照

調べた範囲では、指輪型の授与品がまとまって確認できるのは関東と関西に偏っています。

九州や東北で同じように指輪のお守りを探している人には申し訳ないのですが、この記事の調査範囲では、九州にまとまった指輪のお守りの情報を見つけることができませんでした。

「近くの神社で買えるお守りリングはないか」と探している人へ補足すると、この記事はあくまで検索で名前が挙がりやすい、ある程度知名度のある社寺を集めたものです。地域に根ざした小さな神社が、地元の人しか知らないような指輪型のお守りを独自に用意しているケースまでは、この記事の調査範囲では拾いきれていません。掲載社寺の顔ぶれが偏っているのは、そういう限界があるからです。

「指輪のお守りがある神社」でよく名前が挙がる5社を、1社ずつ確かめました

阿佐ヶ谷神明宮、陽運寺、鳩ヶ谷氷川神社、鴻神社、師岡熊野神社。

「で、結局、指輪のお守りって本当にあるの?」

という疑問に答えるため、2026年7月25日に1社ずつ公式サイトを確認しました。

社寺名紹介されている授与品公式サイトの記載縁ノ研の確認結果(2026年7月25日)
阿佐ヶ谷神明宮神むすび記載ありただし公式の説明は手首に巻くレースのお守り。指輪という言葉は出てこない
陽運寺(於岩稲荷陽運寺)叶守記載なしそもそも寺院。公式には美守り・厄除け守り・縁結び守り・縁切り守りの掲載があるが、指輪型の記載はない
鳩ヶ谷氷川神社勾玉モチーフの指輪記載なし公式サイトに指輪型の記載を確認できなかった
鴻神社三鈷の松 指輪記載なし公式の授与品ページに指輪の記載はない(この神社は全授与品について価格の記載自体がない)
師岡熊野神社八咫烏モチーフの指輪記載なし公式サイトに記載を確認できず、第三者の情報源も見つからなかった

下鴨神社の相の環守も、公式の御守一覧には載っていませんでした。それと同じことが、この5社の一部でも起きているのかもしれません。公式サイトに載せていないだけの可能性は十分にあります。

つむぎ所長

調べたら、思っていたのと違いました、というだけの話なんです。悪いのは神社ではなくて、確認せずに書き写された情報のほう。だから神社を疑ってほしいわけじゃないんですよ。

遠くから足を運ぶ前に、電話を1本かけて確認しておくと、空振りを避けられます。

授かる前に決めておくこと:どの指にはめる?サイズは?

どの指にはめるか(指ごとの意味)

手・指言い伝えられている意味
左手 薬指古代エジプトで、心臓に直接つながる血管が通っていると信じられていたという言い伝え
左手 小指誓いや約束にまつわる、と語られることがある指
右手 人差し指ローマの邪視よけ(イビルアイ)の風習に通じるとされる指
右手 中指ギリシャ神話のプロメテウスが、鉄の輪をこの指にはめていたという伝承と結びつけられる指
親指力強さの象徴として語られることが多い指

これらは指輪一般に伝わる言い伝えであって、神社が「この指にはめてください」と定めているわけではありません。実際に授与された指輪のお守りをどの指にはめるかは、基本的に授かった人の自由。

サイズが合わないとき——ペンダントという選択肢

サイズの決まり方は、社寺によってまるで違います。下鴨神社は9号のフリーサイズ1種類だけ、サムハラ神社は完全オーダーメイド、川越熊野神社は社務所での実測、東寺や鴻神社はそもそもフリーサイズという具合です。統一されたルールはありません。

むくみや体重の変化が原因、仕事の都合(医療・調理・製造業など)で指輪そのものを着けられない人もいます。そういうときの解決策として使われているのが、チェーンに通してペンダントにする方法です。サムハラ神社には最初からペンダント型の銀環守・銀小札守が別に用意されていて、初穂料は5千円以上です。

申し込む前に自分の号数を測っておきたい人には、リングゲージという道具があります。レビューを突き合わせた範囲では、100円ショップのものでも実用には十分だという声が多いようです。

金属アレルギーと素材の違い(真鍮・シルバー・洋銀)

素材何の合金か変色の起こり方お手入れ
真鍮
(下鴨神社)
銅と亜鉛皮脂と反応して緑青が出たり、黒ずんだりする乾いた布で拭く
シルバー
(川越熊野神社)
空気中の硫黄分と反応して黒くなる(硫化)専用のクロスで拭き、密閉できる袋で保管する
洋銀
(東寺・西新井大師の指輪)
銅・亜鉛・ニッケル(銀は入っていない)変色しやすく、ニッケルはアレルギーが出やすい肌に合わない場合は使用を控える

金属が変色するのは、傷んでいるのではなく、空気や皮脂と反応した結果です。りんごの切り口が時間とともに茶色くなるのと、仕組みとしては近いものです。

授かれなかったときにできること(転売品は買っていいのか)

この記事を読んでいる人の半分近くは、実は「授かれない」側に回ります。サムハラ神社は受付停止中、下鴨神社は品切れが常態化。

ここでは、授かれなかったときの選択肢をまとめます。

転売サイトで見つけた指輪を買うかどうか迷っている人へ

2019年、サムハラ神社は転売サイトで売買されている御守について御魂抜きの神事を行ったと境内に掲示し、これは新聞でも報道された事実です。

「バチが当たる」というような煽り方はしません。判断はあなたに委ねます。

郵送で授かれる選択肢としては、阿佐ヶ谷神明宮の神むすびが現金書留で申し込めます。数少ない現実的な選択肢ですね。

再授与を待つという方法もあります。下鴨神社は公式Xで再授与の告知を行い、サムハラ神社は公式サイトで受付状況を更新しています。こまめにチェックしないといけないですが。

市販のお守りリングという考え方もあります。これは神社の授与品ではないので、厳密には「お守り」とは意味が違います。そのことを前提としたうえで探すなら、シルバー925で梵字や六芒星をあしらったものが人気を集めているようです。

授与品と市販品は別物…。

黒くなってしまったシルバーのお守りには、専用の磨きクロスが手軽な解決策です。

1年たったら?金属の指輪お守りの返納

お守りは1年を目安に返納するのが通例とされています。ただし、金属製のお守りには特有の悩みがあります。お焚き上げの火では燃えないうえ、有害物質が出るという理由で、金属製のお守りの返納を受け付けていない社寺があるのです。

基本的な流れとしては、授かった社寺へ返納するのが原則。

神社で授かったものは神社へ、お寺で授かったものはお寺へ返すのが筋になります。

遠方で直接足を運べない場合は、郵送での返納を受け付けている社寺もありますが、無断で送りつけるのではなく、事前に連絡してお焚き上げ料を添えるのがマナーです。

どうしても難しい場合の手放し方としては、白い紙の上に置き、塩をひとつまみふりかけてから新しい紙に包み、自治体の分別ルールに従って処分するという方法が、お焚き上げ代行サービスや不用品回収の事業者のガイドで紹介されています。これは神社の統一見解ではなく、あくまで事業者側の一般的な案内になりますが。

大切なのは、捨てることに罪悪感を持ちすぎないこと。1年間そばにいてくれたことへの区切りとして、丁寧に手放せば十分です。

まとめ

指輪のお守りは、あるかどうかより、いま授かれるかどうかで探すもの。

これが、この記事を通して見えてきた結論です。

全国を見渡すと、川越熊野神社や江島神社、阿佐ヶ谷神明宮のように行けばほぼ確実に授かれる神社もあれば、下鴨神社のように品切れと再授与を繰り返す神社、サムハラ神社のように今は申し込み自体が止まっている神社まで、状況はさまざまです。

目当ての神社に向かう前に、この記事の表で「今どのタイプか」を確認してから動くと、無駄足を防げます。お役に立てば幸いです。

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