喪中の神社って、いつまで行けないんだっけ。
四十九日も済まないうちに、初詣に誘われた。知らずに七五三の付き添いで、神社に行ってしまった。
義母に「1年は神社に行っちゃだめ」と言われた。
喪中に神社を控えるのは、亡くなってから50日の忌中だけです。
- 喪中に神社を控えるのは忌中だけ。父母・配偶者・子・同居の家族は50日
- 祖父母・兄弟姉妹・孫・配偶者の父母は30日控える
- 配偶者・子・兄弟姉妹・孫の日数は、元の表の長いほうにそろえた私の決め方
- 忌明けのあとは、喪中でも普段どおり神社に参拝する
- 忌中に行ってしまったら、忌明けに同じ神社へお詫びの参拝を1回する(私の決め方)
- 忌中は鳥居の内側に入らない。お寺は忌中でもお参りできると解説されている
この記事で分かるのは、自分は何日控えるのか、行ってしまったらどうするか、鳥居や初詣はいつからか、の3つです。
各地の案内と神社のブログを突き合わせて、割れている所は私がこう決める、と言い切ります。
読み終えたら「◯月◯日から行ける」と日付で言えます。
喪中に神社はいつまで行けない?
喪中に神社へ行けないのは忌中だけで、父母・配偶者・子なら亡くなってから50日です。
忌明けのあとは、喪中のあいだでも神社にお参りできます。祖父母などはもっと短いので、続柄ごとの日数で確かめてください。
「喪中は神社に行けない」と聞いて、いちばん知りたいのは「で、結局いつ行けるの?」ですよね。よく挙がる言い分を、答えと並べました。
| 言われていること | よく言われる答え | じゃあどうする |
|---|---|---|
| 「喪中は神社に行けない」 | 控えるのは忌中の50日だけ | 50日を過ぎたら普段どおり参拝する |
| 「1年は神社に行けない」 | 昔の服忌令の13か月の名残 | 一般の神社は50日を過ぎてから。伊勢の神宮は、東京都神社庁によると一年間(くわしく) |
| 「四十九日が明ければいい」 | 神社は50日で数える | 50日を過ぎてから行く(数え方) |
| 「続柄で日数が違う」 | 父母50日・祖父母30日など | 父母・配偶者・子と同居は50日、祖父母などは30日(日数の表) |
| 「鳥居をくぐらなければいい」 | 忌中は境内に入らない | 鳥居の外の道を通る(境内の扱い) |
| 「お寺ならいい」 | お寺は忌中でもお参りできる | 法要もお墓参りもそのまま行く(お寺) |
忌中と喪中は、別のものです。
- 忌:五十日祭まで。神社参拝と神棚のおまつりを控える期間
- 服(喪中):一年祭まで。故人への哀悼の気持ちを表す期間
この分け方は、神社本庁が「地域に慣例がない場合の一般的な目安」として示しています。
喪中を「追悼の心を持ちつつ日常生活を営む期間」とする説明は、忌明け後の参拝で出典を挙げます。

なぜ50日も控えるのか。神道では死を「穢れ(けがれ)」と考え、「気枯れ(元気がなくなった状態)」とも書く、という説明があります。
期間がある理由は、死者へ向けられた悲しみを次第にうすれさせ、平常に戻すためと、その案内にあります。
FAQにも、忌の50日を過ぎれば原則として参拝やおまつりを再開して差し支えない、とあります。
忌中50日の数え方
忌明けは、亡くなった日から数えて50日を過ぎた日です。神道では50日目に五十日祭を行います。
仏式の四十九日は49日で、神社の50日より1日短いです。だから四十九日の翌日ではなく、もう1日待ちます。
数え方は、亡くなった日を1日目にするか、翌日を1日目にするかで1日ずれます。
ここは私の判断で、遅いほうに合わせます。1日遅れて困ることはなく、どちらの数え方とも食い違わないからです。
たとえば1月10日に亡くなった年(うるう年でない年)。
| 数え方 | 50日目 |
|---|---|
| 亡くなった日を1日目 | 2月28日 |
| 亡くなった日を0日 | 3月1日 |
遅いほうの3月1日を50日目と見て、神社に行くのは3月2日からです。
五十日祭を週末に前倒しした家も、神社参拝は日数で数えます。祭りの日付は家の都合で動きますが、日数は動かないからです。
「喪中の1年は神社に行けない」は本当?
本当ではありません。一般の神社は、忌明けのあとなら参拝できます。
1年の元は、江戸時代の服忌令です。父母の服が13か月で、古くは親の喪のあいだ一年間は鳥居をくぐらないとされていた、とそのQ&Aにあります。
今は、最も重い父母の死でも50日です。じゃあどうするか、3つに決めます。
- 一般の神社は、50日を過ぎてから行く
- 伊勢の神宮は、一年間は行かない。東京都神社庁によると、神宮は皇室の例にならって一年間参拝を遠慮するとされています
- 義母や親戚に「1年」と言われた家は、一周忌まで待つ
3つ目は私の判断です。神社本庁は、地域に慣例がある場合はその慣例に従うのが適切としています。
宮城県の案内も、期間は地方の慣習や家例にまかされ、日数表はひとつの目安だとしています。家の慣わしに合わせれば、どちらの考えとも食い違いません。
つむぎ所長家の人に『それは昔の話です』と言い返すより、一周忌まで待つほうが、あとで揉めません
喪中に神社へ行ってしまったらどうしたらいい?
喪中でも忌明けのあとに行ったのなら、それはふつうの参拝で、次もいつもの作法でお参りを続けます。
忌中の50日のうちに行ってしまったなら、忌明けを待って同じ神社にもう一度お参りし、忌中に参ったことをお詫びします。
やりがちな場面は、3つです。
- 知らずに初詣に行った
- 七五三やお宮参りに付き添った
- 会社の行事や地域の集まりで境内に入った
「何か悪いことが起きるのでは」と不安になりますよね。
忌中に控えるのは、穢れ(死のけがれ)を神様の前に持ち込まないためだ、という説明があります。作法を外したときは、お詫びして整え直す。それがやり方です。
忌明け後の喪中に参拝した場合
50日を過ぎたあとの参拝は、ふつうの参拝です。
宮城県神社庁の案内でも、喪中は追悼の心を持ちつつ日常を営む期間で、神社参拝は差し支えないとされています。
次も、いつもどおり二拝二拍手一拝でお参りを続けます。
忌中に参拝してしまった場合の手順4つ
忌中に行ってしまった人は、この4つの順で進めます。1〜3つ目は私が決めた手順で、神社の案内に根拠があるのは4つ目だけです。
- 忌明けまでは、その神社にもほかの神社にも行かない
- 忌明け後に同じ神社へお参りし、「忌中に参ってしまいました」とお詫びと報告をする
- その日に受けたお守り・お札があれば、お詫びの参拝のときに古札納所へ納め、新しく受け直す
- この先も忌中に神社へ行く予定(子どもの行事・神社での仕事)があるなら、行く前に社務所でお祓いを申し込む
産泰神社のブログにあるのは、昨年の初詣などで受けた古い神札を忌明けに納める話です。忌中に受けた分も同じやり方にするのは、私の決め方です。
4つ目は、公式のFAQが、やむを得ない場合はお祓いを受けてから参拝するのがよいとしています。
鳥居をくぐっただけ、境内に入っただけの人も、2つ目のお詫びの参拝を1回します(境内の扱い)。
四十九日を過ぎた50日目に行った人も、まだ忌中です。同じく2つ目を1回します。1日違いでも、ここは曖昧にしません。
喪中で神社を控えるのは何親等まで?
喪中に神社を控える日数は続柄で決まり、父母・配偶者・子と同居の家族は50日、祖父母・兄弟姉妹・孫・配偶者の父母は30日です。
おじ・おばと曾祖父母は20日、甥・姪は3日、いとこは1日です。30日以上控えるのは、二親等までと配偶者の父母です。

| 亡くなった人 | 神社を控える日数 |
|---|---|
| 同居していた家族 | 50日 |
| 父母 | 50日 |
| 配偶者 | 50日 |
| 子 | 50日 |
| 祖父母 | 30日 |
| 兄弟姉妹 | 30日 |
| 孫 | 30日 |
| 配偶者の父母 | 30日 |
| おじ・おば | 20日 |
| 曾祖父母 | 20日 |
| 甥・姪 | 3日 |
| いとこ | 1日 |
この表は、元になる表を、私が長いほうにそろえたものです。配偶者・子の50日と、兄弟姉妹・孫の30日は、元の表より長い、私の決め方です。
元にした表は、父母50日・祖父母30日・兄弟姉妹20日・子20日・孫10日・夫30日・妻20日。
伯叔父母と曾祖父母は20日、甥姪は3日です。神社によって、数字が少しずつ違います。
50日と30日は、この区分に決めました。確かめた2つの表のどれより長いか同じです。
つむぎ所長同じ『喪中』でも、神社の表は神社ごとに数字が違います。私も最初は混乱しました
同居していた人を続柄にかかわらず50日にするのは、神棚の決まりに合わせるためです。
同居の家で亡くなると、神棚に半紙を貼って50日おまつりを控えます。家族の参拝も、それに合わせます。
いとこの1日だけは、一般の表に行がないので、神職服忌心得の数字を使いました。同庁が一般の人も参考にしてよいとしているものです。
ネットで「10日」「5日」という短い数字を見た人もいると思います。それは神職服忌心得の数字で、神職の忌の目安です(父母・夫・妻・子で10日)。
一般の人も参考にしてよい、と同庁は書いています。でも、ここでは表の長いほうの日数で控えます。確かめた表のどれとも食い違わないからです。
配偶者(夫・妻)の日数
配偶者は、夫も妻も50日です。
元の表は夫30日・妻20日、入見神社も夫30日・妻20日です。
表より長い50日は、私の判断です。配偶者は一親等で、たいてい同じ家に住んでいるからです。
義理の親(配偶者の父母)の日数
配偶者の父母は30日です。
同じ表の「夫の父母」が忌30日で、神社のブログ(入見神社)も配偶者の両親を30日としています。
ただし、夫婦で亡くなった親と同居していたなら、同居の家族として50日です。
喪中・忌中に鳥居をくぐる・境内に入るだけは?
喪中でも、忌明け後は鳥居をくぐって境内に入れます。
忌中の50日は、参拝しなくても鳥居の内側に入りません。境内の通り抜けや駐車場・公園も、私の判断で使いません。
| 場面 | 私が決めた忌中の過ごし方 |
|---|---|
| 通勤・通学で境内を通り抜けている | 鳥居の外の道に回る |
| 境内の公園・駐車場 | ほかを使う |
| 地域のお祭り | 境内の外で見るだけにし、屋台や神輿の担ぎ手には入らない |
| 子どもの七五三・お宮参り | 忌明け後に日をずらす |
| 神社の前を通る | 立ち止まらず、そのまま通り過ぎる |
「鳥居をくぐらなければ、境内の端で拝んでもいいのでは」と思いますよね。
神社のブログ(産泰神社)は、鳥居や参道を避ければよいのではなく、参拝そのものを控えるのが基本としています。
だから、鳥居の外から手を合わせるのも、忌中は控えます。
昔は親の喪のあいだ、一年間鳥居をくぐらなかったそうです。今は、それが忌明けまでになりました。
すでにくぐってしまった人は、忌中に参拝してしまった場合の手順へ進んでください。
七五三の日がどうしても動かせない家は、前もって神社に相談して、お祓いを受けてから参拝します。
喪中の初詣・お守り・神棚はいつから?
喪中の初詣・お守りやお札・御祈祷・神棚のおまつりは、どれも忌明けから始められます。
正月が忌中にかかったら、初詣は松の内にこだわらず、50日を過ぎてから行きます。
お宮参り・七五三・神社の結婚式も、同じく忌明けからです。
初詣はいつから?
12月に亡くなって正月が忌中にかかる家は、初詣を50日を過ぎてから、2月になっても行きます。それがその年の最初のお参りです。
忌明けのあとの正月なら、三が日に行けます。
おみくじも、初詣と同じで忌明けから引きます。
お守り・お札の返納と受け直しはいつから?
古いお札・お守りの返納も、新しく受けるのも、忌明けからです。
忌中に返納の時期が来ても、忌明けまでは家に置いておきます。返す時期と返し先は、お札の返納の時期と返し先の記事にまとめました。
厄払い・合格祈願の御祈祷はいつから?
御祈祷も、忌明けからです。
受験日や厄年の節分が忌中にかかるときは、忌中に参拝してしまった場合の手順の4つ目と同じです。行く前にお祓いを申し込みます。
神棚のおまつりはいつから?
同居の人が亡くなったら、神棚に白い半紙を貼っておまつりを止めます。50日を過ぎたら半紙を外して、再開します。
五十日祭のあとに家を祓う清祓を行う、と神葬祭の案内にあります。供え方の実務は、神棚のお供えと神棚封じの記事に書きました。
喪中のお寺参りと浄土真宗の家の神社参拝
喪中でもお寺は、忌中の50日のうちからお参りできます。浄土真宗の家でも、神社へ行くのは亡くなってから50日を過ぎてからにします。
All Aboutの解説では、仏教は死を穢れとしないので、忌中でも法要・お墓参り・本堂への参拝ができます。
神社と考え方が違う所です。お寺には、50日のうちからお参りできます。
浄土真宗でも、死を穢れと見ないという説明が一般的です。それでも神社は50日にします。
控えるのは神社の側の作法で、行く先の神社の決まりに合わせれば、どちらの考えとも食い違わないからです。
寺と神社が同じ境内にある所は、鳥居をくぐる先は神社として扱い、忌中は入りません。
お寺の作法は合掌一礼です。お寺の参拝の仕方の記事に、山門から本堂までの手順をまとめました。
喪中の神社参拝のよくある質問
ここまでで扱わなかった、よく聞かれる質問に答えます。
喪中、遊びに行くのは不謹慎ですか?
忌明け後の旅行や外出は、普段どおりにします。忌中の旅行は、神社に寄らない行き先と道順にします。くわしくは喪中に神社はいつまで行けないかへ。
息子の嫁の親が亡くなったら喪中ですか?
あなたは神社を控える続柄にあたらないので、そのまま参拝します。お嫁さんは父母なので50日、息子さんは配偶者の父母なので30日控えます。くわしくは配偶者の父母の日数へ。
喪中に鳥居をくぐってしまったけど大丈夫ですか?
忌明け後ならふつうの参拝です。忌中なら、忌明けに同じ神社へお詫びの参拝を1回します。くわしくは行ってしまったときの手順へ。
忌中に神社を控えるのは迷信ですか?
迷信ではなく、公式が今も「忌の期間は参拝を控える」と案内している作法です。だから50日は守ります。くわしくは忌中と喪中の違いへ。
四十九日が終われば神社に行けますか?
神社は50日で数えるので、四十九日の翌日ではなく、50日を過ぎた日から行きます。くわしくは50日の数え方へ。
喪中に神社に行ったらどうなりますか?
忌明け後ならふつうの参拝として続けます。忌中だったなら、忌明けにお詫びの参拝をして、受けたお守りは受け直します。くわしくは忌中に参拝してしまった場合へ。
喪中の神社参拝のまとめ
喪中に神社を控えるのは、忌中の50日だけです。日数は続柄で決まり、迷ったら長いほうに合わせます。
- 父母・配偶者・子・同居の家族:50日
- 祖父母・兄弟姉妹・孫・配偶者の父母:30日
- おじ・おば:20日/甥・姪:3日
- 忌中に行ってしまった:忌明けにお詫びの参拝
- 家で1年と言われた:一周忌まで待つ
- 伊勢の神宮:東京都神社庁の案内では一年間
カレンダーに忌明けの日付を書き込んで、その日に最初のお参りの予定を入れてください。





※この記事の情報は2026年10月8日時点のものです。
