「神社診断」と検索すると、生年月日と血液型を入力する属性診断がずらりと並びます。答えて出てきた行き先は伊勢神宮や出雲大社のような、名前は知っていても今週末に行ける距離ではない神社ばかりだった、という経験をした方は多いのではないでしょうか。
属性診断は、生まれた日から動かない性質を映す診断です。
だから何度引いても答えは変わりませんし、行き先が今の自分の願いとかみ合っているとは限りません。受験の年もあれば仕事の勝負どころの年もあり、人との縁に悩む年もあるのに、診断結果だけが一生同じというのは、考えてみると少し不思議な話です。
この記事は、生年月日を使わずに今の願いと今の状態から引く5つの質問の診断を用意しました。
結果は「◯◯大社タイプ」という総本社の名前で終わらせず、その系統が全国に何社あるか、社名のどこを見れば近所でも同じ系統を見つけられるかまで出します。
診断は、この記事の中でそのまま遊べます。5つの質問をタップで答えるだけで、結果まで自動で出ます。すぐに試したい方は神社診断へジャンプしてください。
属性診断と結果が食い違ったときにどちらを優先すればいいか、「歓迎されない気がする」というときの受け取り方、参拝を控えたほうがいいとされる時期についても、神社本庁の記載をもとに整理しました。
神社診断でわかること|属性診断と願いから選ぶ診断の違い
「神社診断」という同じ言葉で呼ばれていても、中身は大きく2種類に分かれます。生まれた日から動かない性質を見る属性診断と、今の願いと状態から行き先を見る系統診断です。
検索で出てくる「神社診断」の2つの種類
一方は生年月日と血液型を使う繭気属性の診断で、割り出した属性ごとに向いている神社が示されます。属性は生まれた瞬間から変わらないので、結果も一生同じです。もう一方は今の願いや今年の状態から、行き先の神社の系統を見つける診断で、来年また引き直すことができます。この記事が用意しているのは後者です。

このあと本文では、この2つの型がそれぞれどんな場面に向いているかを詳しく見ていきます。
生年月日と血液型で出す属性診断の立ち位置
属性診断は、繭気(まゆき)属性と呼ばれる考え方をもとにしています。生年月日と血液型の数字を組み合わせて5つの属性のどれかに当てはめる方法で、当たる外れるというより、性格や向いている神社の傾向を楽しむための枠として広まってきました。計算の手順と属性ごとの詳しい特徴は、神社の属性の調べ方にまとめてあります。ここでは「もう一つの診断がある」という位置づけだけ押さえておいてください。
祭神とご神徳から選ぶ方法の立ち位置
神社にはそれぞれ祀られている神様がいて、古くからどんな願いを託されてきたかは、神社自身が由緒として公表している事実です。当たるかどうかを占うものではなく、行き先を決めるための道具として使えます。この記事の診断は、今の願いからその手がかりをたどる形にしました。
5つの質問でわかる神社診断|今の願いに近い神社の系統
ここから先が診断本体です。5つの質問に答えて、いちばん多く選んだ記号を確かめれば、今の願いに近い神社の系統がわかります。
診断の使い方と、記号の数え方
上の診断は、選択肢をタップするだけで結果まで自動で出ます。自分で数えたい方は、スマホのメモか手元の紙に「A・B・C・D・E」の欄を作り、5つの質問に答えるたびに選んだ記号を1つ記録してください。5問すべてに答え終えたら、いちばん多かった記号を数えます。その記号が、次の章で読み解く結果です。
5つの質問と、選ぶ記号
質問は次の5つです。それぞれ、いまの自分にいちばん近い選択肢を1つだけ選んでください。
Q1.いま神社に行こうと思った、いちばんの理由
| 記号 | 選択肢 |
|---|---|
| A | 負けたくない勝負や、踏ん張りどころの仕事がある |
| B | 受かりたい、うまく伝えたい、やり直したいことがある |
| C | 仕事の売上や家計など、お金と暮らしを安定させたい |
| D | 人との縁(出会い・関係・切りたい縁)に願いがある |
| E | 特に願いはなく、区切りをつけたい・お礼を言いたい |
Q2.この一年をひとことで言うなら
| 記号 | 選択肢 |
|---|---|
| A | 挑む年 |
| B | 学ぶ年、試される年 |
| C | 続ける年、積み上げる年 |
| D | 出会いと別れの年 |
| E | 変わり目の年 |
Q3.参拝したあと、どうなっていたいか
| 記号 | 選択肢 |
|---|---|
| A | 腹が決まっている |
| B | モヤモヤが消えて、頭がすっきりしている |
| C | お金や生活の不安がなくなって、安心している |
| D | 人との距離が近づいている |
| E | 気持ちがまっさらになっている |
Q4.神社で自然と足が向く場所
| 記号 | 選択肢 |
|---|---|
| A | 拝殿の正面。まっすぐ手を合わせたい |
| B | 由緒書きの看板や、境内の石碑 |
| C | 本殿のわきの摂社・末社、お稲荷さん |
| D | 御神木や、対になっている石・木 |
| E | 手水舎や参道。場所の空気そのもの |
Q5.お参りのあとに受けたいもの
| 記号 | 選択肢 |
|---|---|
| A | 勝守など、勝負ごとのお守り |
| B | 学業・仕事のお守りや、御朱印 |
| C | 商売繁盛・家内安全のお神札 |
| D | 縁結び・縁切りのお守り |
| E | 家に迎えるお神札。特に何も受けなくてもいい |
同数になったときの決め方
記号の数が並んだときは、Q1で選んだ記号を優先してください。いま神社に行こうと思った理由が、いちばん強い手がかりだからです。
3つ以上の記号が同じ数で並んだときは、5つの結果すべてに目を通し、読んでいちばん気持ちが動いた記号を選んでください。数え方に迷ったときも、この2段階のルールで必ず1つの記号にたどり着けます。
診断結果の読み方|5系統の神社と、近所で見つける社名の手がかり
選んだ記号がA〜Eのどれだったかで、今の願いに近い神社の系統がわかります。
ここでは系統ごとに、祭神とご神徳、全国の社数、そして社名のどこを見れば近所でも同じ系統だとわかるかまで並べました。

それぞれの系統を、もう少し詳しく見ていきます。
A|八幡系|勝負と仕事を守る神社
Aが多かった方は、勝負や仕事に踏ん張りどころがある年を過ごしています。系統は八幡系、祭神は誉田別尊(応神天皇)です。宇佐神宮の由緒によると、八幡大神は応神天皇の御神霊とされ、古くから武運の神として武家から篤く崇敬されてきました。
祭神データベースの集計では、誉田別尊を祀る社が全国に10,191社、そのうち八幡系は10,064社にのぼります。これは5系統の中でも最も数が多く、近所に八幡系の社がある可能性がいちばん高い系統でもあります。社名では「◯◯八幡宮」「◯◯八幡神社」「若宮八幡」といった名前が目印です。総本社は宇佐神宮ですが、まずは近所の八幡様を探してみてください。
B|天神系|学びと再起の神社
Bが多かった方は、学びや、うまく伝えたい・やり直したいという願いを抱えています。系統は天神系、祭神は菅原道真です。北野天満宮の由緒によると、道真公は農耕の神・至誠の神としても信仰され、江戸期の寺子屋で学業成就が祈られたことから学問の神としても知られるようになりました。
無実の罪で大宰府へ追われ、没後に名誉を回復したという経緯から、学業だけでなく「やり直し」を願う人にも向くとされています。祭神データベースでは菅原道真を祀る社が5,968社、天満・天神系を名乗る社は4,447社です。社名では「◯◯天満宮」「天神社」「北野神社」「菅原神社」が目印です。総本社は北野天満宮と太宰府天満宮です。
C|稲荷系|お金と暮らしの神社
Cが多かった方は、仕事の売上や家計など、お金と暮らしを安定させたいという願いです。系統は稲荷系、祭神は宇迦之御魂神です。伏見稲荷大社の由緒によると、稲荷信仰は和銅4年(711年)に稲荷山へ鎮座したことに始まり、もとは五穀豊穣の神として信仰されてきました。そこから商売繁昌・家内安全へと信仰が広がった系統です。
祭神データベースでは宇迦之御魂神を祀る社が5,155社、稲荷系を名乗る社は4,986社です。境内社や屋敷神として祀られている稲荷社を含めると、実際の数はこれよりずっと多くなります。社名では「◯◯稲荷神社」「稲荷社」、赤い鳥居と狐の像が目印です。総本社は伏見稲荷大社です。
D|出雲・大国主系|人との縁の神社
Dが多かった方は、出会いや別れ、切りたい縁など人との縁にまつわる願いです。系統は出雲・大国主系、祭神は大国主神です。出雲大社の由緒によると、大国主大神は国づくりの過程で農耕や医薬の知恵を授けた神とされ、男女の縁に限らない広い意味での「えんむすび」の神として慕われてきました。
祭神データベースでは大国主神を祀る社が4,623社、出雲・オオナムチ系を名乗る社は1,963社です。この系統は社名だけでは見分けにくいので、由緒書きの祭神欄に「大国主神」「大己貴命」「大黒様」とあるかを確かめるのが確実です。「出雲大社◯◯分祠」もこの系統にあたります。総本社は出雲大社です。
E|神明系|区切りとお礼の神社
Eが多かった方は、特に願いがあるわけではなく、区切りをつけたい・お礼を言いたいという年です。系統は神明系、祭神は天照大御神です。願い事より先に、これまでのお礼と区切りの参拝に向くとされてきた系統で、祭神データベースでは天照大御神を祀る社が9,668社、伊勢・神明系を名乗る社は7,550社です。社名では「神明社」「神明宮」「◯◯大神宮」「皇大神社」が目印です。総本社は神宮(伊勢神宮)です。
文化庁『宗教年鑑 令和5年版』によると、全国の神社は80,709社あります。5系統の合計はそのうちの一部にすぎません。結果に出なかった系統が劣っているという話ではなく、今回の5問では拾いきれなかった願いがある、というだけの話です。
5系統に入らない願いの行き先|厄除け・再生・水と山の神社
5つの質問のA〜Eに収まりきらない願いを持つ方のために、社数の多い系統をさらに4つ挙げます。厄除け、再生、山や水にまつわる願いがある方はこちらも確かめてください。
厄除け・疫病除けの願い|祇園・須佐系
祭神は須佐之男命です。祇園・須佐系を名乗る社は全国に4,157社あり、社名では「八坂神社」「津島神社」「須賀神社」「天王社」が目印です。厄除けや疫病除けの願いを託されてきた系統です。
立ち直りと再生の願い|熊野系
熊野系を名乗る社は全国に2,889社あり、社名では「熊野神社」「十二所神社」が目印です。立ち直りや再生の願いに向くとされてきました。
山と水、暮らしの願い|三島・大山祇系と白山系
山や水、日々の暮らしにまつわる願いには、三島・大山祇系と白山系があります。祭神は大山祇神で、三島・大山祇系を名乗る社は2,779社(大山祇神を祀る社は4,631社)、社名は「三嶋大社」「大山祇神社」「山神社」が目印です。白山系は2,319社で、社名は「白山神社」「白山比咩神社」が目印です。
農と勝負をあわせ持つ諏訪系
祭神は建御名方神です。建御名方神を祀る社は4,280社、諏訪系を名乗る社は3,497社にのぼります。社名では「諏訪神社」「南方神社」が目印で、農耕と勝負ごとの両方の願いを託されてきた系統です。
神社診断|属性診断と食い違うときの優先順位
属性診断と、この記事の系統診断で結果が食い違うのは珍しいことではありません。見ているものが違うので、答えが割れて当たり前です。
属性と系統が別々の答えを出す理由
属性診断は生まれた日から動かない性質を見ています。系統診断は今の願いと今の状態を見ています。同じ「神社診断」という言葉でも、見ている軸が違うので、結果が一致しないのは自然なことです。
今の願いを優先する場面と、属性を優先する場面
行き先を決める場面によって、優先すべき診断は変わります。
判断に迷ったときは、次の基準で選んでください。
| 場面 | 優先する診断 |
|---|---|
| 行き先を今週決めたい・願いがはっきりしている | 系統診断(この記事) |
| 特に願いはなく、巡ること自体を楽しみたい | 属性診断 |
「相性が悪いから行かない」を選ばなくていい根拠
相性が悪いと出たから災いが起きる、という考え方に古い裏づけはありません。神社側もそうした案内を出していません。
合う・合わないという線引きではなく、今の願いに近いか遠いかの話として受け取ってください。属性の詳しい由来と、相性が悪くても参拝していい根拠は神社の属性の調べ方に詳しくまとめてあります。
神社に歓迎されるサイン・拒絶されるサインの正体
雨に降られた、工事中で拝殿が見えなかった、こうした同じ出来事が歓迎のサインとも拒絶のサインとも語られています。サイン探しよりも確かな基準があります。
雨・風・虹が歓迎とも拒絶とも言われる理由
参拝中の雨は「禊の雨で歓迎されている」とも「呼ばれていない合図」とも語られています。同じ天候に、正反対の意味づけが同時に広まっているということです。虹や強い風についても同様の語られ方があります。どちらか一方が正しいと確かめる方法はなく、そのときどきの受け取り方で選ばれてきた解釈だと考えるのが自然です。
工事中・七五三・予定変更の受け取り方
「工事中で拝殿が見えなかった」「急に予定が入って行けなくなった」も、拒絶のサインとして語られることがあります。ただこれは、起きた出来事に後から意味を当てはめているだけの構造です。工事は神社側の都合、予定変更は自分の生活の都合であって、神社との相性とは別の話として受け取ってください。
サイン探しより確かな、参拝を決める基準
サインを読み解こうとするより、参拝を決める基準は3つで考えるほうがはっきりします。診断で出た系統に近いか、無理なく通える距離か、参拝したい時間に開いているかです。3つ目の時間については神社の参拝時間で詳しく整理しています。
サインの正体を知っても、心に引っかかりが残ることもあります。
人との縁に関わる迷いは、その悩みごと誰かに話してみるほうが、答えに近づくこともあります。
参拝を控えるとされる時期|神社本庁が示す忌の期間
「神社に行かない方がいい人は?」という問いに、俗信ではなく神社本庁が示している事実で答えます。控えたほうがいいとされているのは、身内に不幸があった直後の忌の期間です。
神社本庁が示す忌の期間と、忌明けの目安
神社本庁「服忌について」によると、特に慣例がない場合は五十日祭までが忌の期間とされ、次のように扱います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 忌の期間 | 五十日祭まで(慣例が無い場合) |
| 神社参拝 | 忌の期間は控える |
| 神棚のおまつり | 白い半紙を貼るなどして一時的に取りやめる |
| 忌明け後 | 新しいお神札を受けてお祀りする |
※神社本庁「服忌について」2026年8月22日確認
「行かない方がいい人」として語られる俗信の出どころ
忌服以外にも「体調が悪いときは行かない方がいい」「妊娠中は控えたほうがいい」といった話が語られることがあります。ただ、これらを神社側が公式に案内している例は見当たりません。体調や身体のことを参拝してはいけない理由として決めつける根拠は無く、無理のない範囲で自分の体調に合わせて判断すれば十分です。
診断のあとの動き方|氏神様への参拝と、行き先を1社に決める順番
系統がわかったら、次にすることは2つです。氏神様への参拝を土台にすること、そして行き先を1社に絞ることです。
氏神様への参拝を先に置く理由
住んでいる土地を守る氏神様への参拝は、診断で出た系統とは別の土台にあたります。診断結果は行き先を増やすための道具であって、氏神様への参拝に取って代わるものではありません。氏神様に相性の良し悪しを持ち込む必要は無く、まずは地元の神社に手を合わせることを起点にしてください。
行き先を1社に決める3つの条件
次の3つに当てはまる神社が、今回の行き先です。
- 診断で出た系統に近いか
- 片道1時間以内など、無理なく通える距離か
- 参拝したい時間に開いているか
続けて通うか、次の系統へ移るかの判断
願いが変わったら、診断はそのつど引き直してください。系統を変えることは、前に参拝した神社を裏切ることにはなりません。
生まれた日から一生変わらない結果を知りたい方にはあなたの守護神を診断を、属性から選びたい方には神社の属性の調べ方をあわせてご案内します。
まとめ|神社診断の使いどころと、行き先の決め方
神社診断は、当てるための占いではなく、行き先を決めるための道具です。今の願いに近い系統がわかれば、遠くの有名な神社の名前で終わらせず、近所で社名を手がかりに探すところまで進めます。八幡系なら「◯◯八幡宮」、天神系なら「天満宮」「天神社」、稲荷系なら赤い鳥居、出雲・大国主系なら由緒書きの祭神欄、神明系なら「神明社」「大神宮」が目印です。
属性診断と結果が食い違ったときは、行き先を今週決めたいなら系統診断を、巡ること自体を楽しみたいなら属性診断を優先してください。参拝を控えたほうがいいのは、俗信ではなく忌の期間だけです。
つむぎ所長診断で出た系統は一つの入り口です。近所の神社を1社ずつ確かめていくと、社名の由来を知るたびに街の見え方が変わっていくんですよ



※この記事の情報は2026年9月13日時点のものです。
