「うちの家紋、九枚笹らしいんだけど。竹中半兵衛と同じ紋って本当?」
位牌や紋付に入った紋を指でなぞりながら、笹の葉を一枚ずつ数えている。
七枚まで数えたところで、どこからが隣の葉なのか分からなくなって、また最初から数え直す。そんな時間を過ごしている方は、思っているより多いはずです。
回りくどくならないよう、先に言ってしまいます。
九枚笹の家紋は、三枚一組の笹の葉を三組そろえた紋。丸に九枚笹は、その紋を丸で囲んだだけの、中身が同じ紋です。
使った家として名前が挙がるのは、美濃の竹中氏、石見の益田氏、山城淀藩の稲葉氏など。武家だけでなく庶民にも広がった紋なので、うちがどの筋にあたるかは、墓石の束の数と丸の有無、過去帳で確かめます。
竹中氏がこの紋をどう使ってきたか。家紋データベース、家紋辞典、家紋研究の資料に加えて、神社に伝わる神紋の記録まで、私は一つずつ読み比べていきました。
苗字の登録や使った人物の記録も、裏付けが取れたものだけを選びました。
読み終わるころには、竹中半兵衛と斎藤一のどちらが使った紋か、苗字とルーツの候補、丸に九枚笹との関係、自分の家の紋を確かめる順番まで、頭の中で束になって並んでいます。
何度も数え直した「意味」のところから、一気に片づけましょう。
九枚笹の家紋の意味と読み方
九枚笹の家紋は、三枚一組の笹の葉を三組そろえた紋です。冬も枯れない竹笹の強さと、神事に使われてきた植物の清さにあやかった紋として伝わっています。読みは「くまいざさ」とも「きゅうまいざさ」とも。

読み方も数え方も、迷いやすいところを先に片づけます。表の見方は、左から「世間でよく聞く言い方」「実際の答え」「じゃあどうするか」の順です。
| よく言われること | よく言われる答え | じゃあどうする |
|---|---|---|
| 竹中半兵衛の家? | 竹中半兵衛・斎藤一の紋として有名 | 候補は竹中氏・益田氏・淀藩稲葉氏・旗本の家々。うちの筋は墓石の束の数と丸の有無から過去帳へ |
| 苗字で分かる? | 高橋・福田・坂本に多い… | 苗字では絞らない。過去帳と菩提寺で土地をたどる |
| 丸に九枚笹は別の紋? | 別の紋/丸は分家のしるし | 同じ紋に丸を足しただけ。注文書は丸の有無まで書いて写真を添える |
| 商人の紋?源氏の紋? | 親に商人の紋と聞いた/笹は源氏のしるし | 武家も庶民も選んだ紋。どちらの専用でもないので気にしない |
| 読み方は? | くまいざさ/きゅうまいざさ | どちらも通る。注文書は漢字で書く |
| 意味は? | 竹笹の生命力・神事の植物・九は陽数 | 竹笹の強さと清さで受け取る。九の縁起は後から添えられた解釈 |
| 九州や石川に多い? | 地域で決まる紋 | 登録は北海道から宮崎まで散る。土地では絞らず菩提寺で |
急いでいるなら、右端の列だけで間に合います。私は竹中半兵衛と斎藤一、二人の名前がこの先でどうつながるのか気になって仕方なかったので、もう少しだけ付き合ってください。
九枚笹の読み方がくまいざさとも、きゅうまいざさとも言われる理由
家紋を専門に扱うデータベースでは「きゅうまいざさ」。戦国武将を扱う解説や家紋監修が入った媒体では「くまいざさ」。どちらも紋の呼び名として通っています。
注文書には漢字で「九枚笹」と書けば、読み方の違いで迷うことはありません。
竹笹が神事の植物とされた由来と九という数の意味
かたちは、三枚一組にした笹の葉を1セットとして、それを三組、根元を中心に丸く配置したもの。葉の総数が九枚になることから、九枚笹と呼ばれています。
竹笹は、古代から神事に使われてきた植物です。『古事記』の天岩戸の場面では、天宇受賣命(あめのうずめのみこと)が笹を手に舞ったと描かれています。今も地鎮祭では四隅に忌竹(いみだけ)を立て、七夕では笹に短冊を飾ります。
松竹梅の竹としても、冬も葉が枯れない強さと節操の象徴として好まれてきました。家紋としての竹笹は、平安時代の公家の車紋に始まり、そこから武家へ広がったと伝えられています。
九という数には、一桁の奇数でいちばん大きい数として、吉兆の意味が読み取られてきました。ただこれは後から添えられた解釈です。
竹笹紋は派生を含めて約125種類あり、九枚笹はその中でも代表的な紋のひとつ。家紋の世界では、竹と笹はあまり厳密に区別されない。幹を使えば竹紋、葉を使えば笹紋という、ゆるやかな分け方です。
九枚笹は、家の紋としてだけでなく、神社の神紋(祭神を象徴する紋)としても伝わっています。竹輪に九枚笹は真清田神社(ますみだじんじゃ・愛知県一宮市)、九枚笹は美奈宜神社(みなぎじんじゃ・福岡県朝倉市)の神紋として、家紋資料に載っています。
つむぎ所長家の紋と神社の神紋、同じ図案から分かれてきたのかもしれないと思うと、笹の葉一枚の見え方が変わってきませんか。うちの紋がどこかの神社と同じ図案だったなんて、調べていて地味にテンションが上がりました
うちの紋が九枚笹だからといって、この神社の氏子筋にあたるとは限りません。神紋と家紋が同じであることは、その家と神社の関係を意味しないからです。
読み方とかたちさえ押さえておけば、このあとの見分け方にも迷わずついてこられます。
九枚笹の家紋の先祖はどんな家系?
九枚笹の家紋の先祖として名前が挙がるのは、美濃の竹中氏、石見の益田氏、山城淀藩の稲葉氏(替紋)、屋代氏・福地氏・小田切氏ら旗本の家々です。ただ、九枚笹は武家も庶民も選んだ紋なので、うちがどの筋かは墓石と過去帳で確かめます。
よく言われる先祖の候補(竹中氏・益田氏・淀藩稲葉氏と旗本の家々)
家紋データベースの記載をもとに、候補を1枚の表にしました。
| 家 | 土地 | 本紋か替紋か |
|---|---|---|
| 竹中氏(竹中半兵衛) | 美濃 | 本紋 |
| 益田元祥(ますだもとよし)ら益田氏 | 石見(毛利家の家老) | 本紋 |
| 淀藩稲葉氏 | 山城 | 替紋。本紋は折敷に三文字(おしきにみつもじ) |
| 旗本 屋代・福地・小田切・三雲・川村・牟礼・坂井・笹本の8家 | 各地 | 本紋として記載 |
「稲葉九枚笹」という別名は、形の名前です。この紋を使う家が稲葉氏の一族という意味ではありません。
家紋から先祖の候補を絞り込む考え方は、丸に木瓜の家紋の意味は?先祖の家系と苗字は?武将や有名人など解説でも同じです。
うちがどの筋にあたるかまでは、九枚笹の家紋から先祖を調べる手順で見ていきます。
笹は清和源氏のしるしと言われる話
「笹紋は清和源氏専用」という言い伝えも見かけます。
これは、久我一門の笹竜胆(ささりんどう)から笹紋そのものが源氏の紋と誤って伝わったものだと、家紋研究では説明されています。九枚笹を持つ家が源氏の子孫という証拠にはなりません。
九枚笹の家紋と身分(商人の紋か武家の紋か)
「商人の紋だと親に聞いた」という方へ。
江戸時代は天皇家の菊紋と将軍家の葵紋を除けば、紋の使用に制限がありませんでした。大名旗本で竹笹紋を使う家は二百近くあり、庶民も自由に選んでいます。
商人の紋とも武家の紋とも決まらない。二百近い家と、数えきれない庶民が選んできた、それだけの紋です。
笹紋全体では、上杉氏の影響で関東から北日本に多いという集計があります。九枚笹の登録は北海道から宮崎まで散っていて、特定の県に固まりません。
九州や石川と聞いた家も、土地では絞らず、菩提寺でたどります。
九枚笹の家紋の苗字と多い地域
九枚笹の家紋の苗字は、竹中・稲葉・高橋・佐藤・田中・坂井・益田・小田切・三雲・川村など37姓が家紋データベースに並びます。投稿データでは山岸・内島・邊見(へんみ)など、全国に散っています。
苗字だけでは家を絞れないので、土地と菩提寺の情報を重ねます。
| 登録のある苗字 | 都道府県 |
|---|---|
| 竹中・稲葉・高橋・佐藤・田中・坂井・益田・小田切・三雲・川村ほか37姓(家紋データベース登録) | 全国 |
| 花村・山岸・水町・宮地・邊見・内島・小関・安達ほか投稿40件(家紋ドットネット) | 北海道から宮崎まで分散 |
投稿の集計なので、全国調査ではありません。
登録データにある苗字と多い地域
家紋データベースには、表の10姓のほかにも、旗本として名が残る屋代・福地・牟礼・笹本が同じ登録の中にあります。
家紋ドットネットへの投稿40件を都道府県別に見ると、新潟・京都・福岡・島根がそれぞれ3件ずつで並びます。一つの県に集中する様子はありません。
高橋・福田・坂本に多いという話と苗字から家紋を調べられるサイトの使い方
「高橋さん・福田さん・坂本さんに多い。本家は藤原氏系の武士」という説明も見かけますが、これは根拠のない推測。人数の多い苗字は、どの紋の登録にも顔を出すだけなんです。
「苗字から家紋を調べられるサイトは?」という問いには、家紋のいろはや家紋ドットネットの苗字検索が手がかりになります。確定には使わず、あくまで手がかりとして使ってください。
藤のつく苗字がどう広がったかは、家紋「下がり藤」の意味と苗字|家柄・種類一覧・使った武将まで出典つきで整理の記事のほうが詳しいです。
九枚笹の家紋を使った武将と有名人は誰?
九枚笹の家紋を使った武将でいちばん知られているのは竹中半兵衛(竹中重治)です。丸に九枚笹は、新選組の斎藤一の紋として知られています。
ほかに坂井成利・三雲成持(みくもなりもち)・牟礼勝重(むれかつしげ)・稲葉正成(いなばまさなり)・小田切茂富(おだぎりしげとみ)・益田元祥が家紋データベースに並びます。
| 家・人物 | 九枚笹か丸に九枚笹か | 本紋か替紋か |
|---|---|---|
| 竹中氏(竹中半兵衛) | 九枚笹 | 本紋 |
| 坂井成利・三雲成持・牟礼勝重・小田切茂富・益田元祥 | 九枚笹 | 本紋として記載 |
| 稲葉正成・淀藩稲葉氏 | 九枚笹(稲葉九枚笹) | 替紋。本紋は折敷に三文字 |
| 斎藤一 | 丸に九枚笹 | 家紋データベースに幕末維新の人物として記載 |
| 上杉謙信(上杉笹)・伊達政宗(仙台笹) | 笹紋全体。九枚笹とは別の紋 | ― |
竹中半兵衛と竹中家の九枚笹(黒餅の言い伝えも)
竹中半兵衛(竹中重治)は美濃の武将です。父・重元は斎藤氏の家臣で、半兵衛自身はのちに羽柴秀吉に仕えました。
九枚笹は竹中家の紋として最も広く知られています。江戸時代になって竹中家で丸に九枚笹が使われるようになったという説もあります。2026年の大河ドラマで取り上げられたこともあり、私も検索結果にここまで名前が並ぶとは思いませんでした。
竹中家はもう一つ、黒餅(こくもち)という紋も用いたと伝わります。合戦で受けた矢が懐の餅に当たって命拾いしたという言い伝えで、黒餅は「石持」に通じて縁起がよいとされてきました。
新選組の斎藤一と丸に九枚笹
斎藤一は、家紋データベースと新選組の紹介で、丸に九枚笹の紋として知られる人物です。
グッズの紋にもなっています。Tシャツやロックグラスの商品名に「丸に九枚笹 斎藤一」がそのまま使われるほど、知られている紋なんです。
淀藩稲葉氏ほか大名旗本に残った九枚笹(本紋と替紋)
山城淀藩の稲葉氏では、九枚笹は替紋(かえもん。本紋とは別に用いる予備の紋)です。本紋は折敷に三文字という別の紋です。
旗本では屋代氏・福地氏・小田切氏・三雲氏・川村氏・牟礼氏・坂井氏・笹本氏にも記載があります。
紋が一致しても、血縁を証明する材料にはならない。九枚笹の家がそのまま竹中家や斎藤家の子孫にあたる、ということにもならない。
九枚笹と丸に九枚笹の違いは?
九枚笹と丸に九枚笹の違いは、丸で囲んであるかどうかだけ。中身は同じ紋です。丸に九枚笹は稲葉九枚笹とも呼ばれ、日本家紋研究会の調べでは竹笹紋の中でいちばん使われている形です。注文書には丸の有無まで書いて写真を添えます。
丸がつく意味(分家のしるし・本家への遠慮・幕府の命令という言い伝え)
丸は分家のしるし。丸は本家への遠慮。丸は幕府の命令。丸がつく理由として、言い伝えは三つ挙がります。
決まりはない。江戸時代に紋が広まる中で、同じ図案を囲みで区別する形が増えた、というのが家紋資料に共通する説明です。
丸付きが格上でも、丸なしが本家でもない。同じ紋を囲みで区別しただけです。
太丸・細丸・竹輪で変わる紋名
囲みの種類によって、紋の名前は変わります。
| 囲みの種類 | 紋名 |
|---|---|
| 太い丸 | 丸に太九枚笹 |
| 細い丸 | 丸に細九枚笹 |
| 竹の輪 | 竹輪に九枚笹 |
| 崩した中輪 | 中輪に九枚笹崩し |
| 菊の輪 | 菊輪に九枚笹 |
| 五つ葉の囲み | 五瓜に九枚笹 |
| 菱の折り入り | 折り入り菱に九枚笹 |
名前を全部覚える必要はない。「囲みが何でできているか」を見る、この一点だけ押さえておけば迷いません。
紋帳や注文で丸の有無を伝える書き方
紋帳や貼り紋、墓石、提灯の注文では、九枚笹と丸に九枚笹は別の品番として扱われます。注文するときは、丸があるかどうかまで必ず伝えてください。
九枚笹の家紋の種類と見分け方
九枚笹の家紋の種類は、束の数(三枚笹から十五枚笹まで)、幹と根の有無(篠笹・根笹)、葉の太さ(熊笹)、添えもの(雪持笹・笹車・竹に雀)の4つで見分けます。墓石では束の数から数えます。

三枚一組の束の数で見分ける笹紋(三枚笹から十五枚笹まで)
笹紋は、三枚の葉をひと束にして描くのが基本の形です。その束をいくつ集めるかで、紋の名前が決まります。
| 束の数 | 紋名 |
|---|---|
| 1束(3枚) | 三枚笹 |
| 2束(6枚) | 六枚笹 |
| 3束(9枚) | 九枚笹 |
| 4束(12枚) | 十二枚笹 |
| 5束(15枚) | 十五枚笹 |
十枚笹だけは三の倍数から外れる例外。一枚ずつ数えて「あれ、いくつだっけ」と迷うより、束がいくつあるかを見るほうが早いです。
幹と根の有無で分かれる篠笹と根笹
最初の分かれ道は、幹や根が描かれているかどうかです。葉だけなら笹紋の基本形。
葉の上に幹が描かれていれば篠笹(しのざさ)、下に根が描かれていれば根笹(ねざさ)になります。葉が瓜のように太ければ、熊笹(隈笹)という別の紋です。
雪持笹・笹車・竹に雀など添えもののある笹紋と笹竜胆
添えものが乗った形もあります。葉に雪が積もった雪持笹、車輪状にした笹車。
笹に雀を添えた系統では、竹に雀、上杉笹、仙台笹があります。上杉笹・仙台笹は竹に雀の系統で、九枚笹とは別の紋です。
名前でよく混同されるのが笹竜胆(ささりんどう)です。実際は竜胆紋であって、笹紋ではない。字面が似ているだけの、別グループの紋なんです。
囲みの有無で紋名が変わる話は、九枚笹と丸に九枚笹の違いは?で見た通りです。
墓石や紋付のつぶれた紋から束を見つけるコツ
墓石の彫りや染めの紋は、葉が一枚に見えるほどつぶれていることがあります。そんなときは、先に束がいくつあるかを見てください。
葉の向きが放射状に三方向へ開いていれば、九枚笹の可能性が高くなります。写真は回転して写っていることもあるので、上下の向きの判断はいちばん最後に回すと、迷いにくくなります。
つむぎ所長わたし、最初は九枚笹の紋を一枚ずつ数えていたんですけど、束で見た瞬間に一気に分かるようになったんです。数え方ひとつで、こんなに変わるとは思いませんでした
九枚笹の家紋から先祖を調べる手順
九枚笹の家紋から先祖を調べるなら、見る順番は墓石・過去帳・菩提寺の3点です。束の数と丸の有無で紋名を確定し、過去帳で名前と年代、菩提寺で宗派と土地をたどります。
| 見る場所 | 分かること |
|---|---|
| 墓石・仏壇で紋の現物を見る | 束の数と丸の有無(3束=九枚笹) |
| 過去帳を開く | 名前・戒名・没年 |
| 菩提寺に聞く | 宗派・檀家になった時期・土地 |
| 本籍地の戸籍を請求する | 明治までの名前と住所(自分で請求できる) |
見る場所はこの4つ。上から順番にたどっていきます。

手順1 墓石・仏壇・紋付に残る紋の現物
紋の現物が残っている場所は、意外と多くあります。
- 墓石の竿石(さおいし)や水鉢まわり
- 仏壇の扉や打敷(うちしき)
- 紋付羽織・喪服・留袖の背中や袖
- 過去帳の表紙
- 古い提灯や重箱
- 法事の写真
束の数さえ数えられれば、九枚笹の家紋の種類と見分け方の4つの分かれ道で紋名が確定します。
紋がすぐに見つからない家の探し方と、無い家とある家の違いは、家紋がある家とない家の違いと、無いと思う前に見る場所と決め方の記事で扱っています。
手順2 過去帳と菩提寺でたどる名前と土地
束の数と丸の有無で紋の形が決まったら、過去帳をめくります。載っているのは名前・戒名・没年で、この3つから何代さかのぼれるかが分かってきます。
次に聞くのは菩提寺です。宗派、檀家になった時期、土地とのつながりを尋ねてください。もし過去帳の記録がそこで途切れていたら、武家の言い伝えが残る家は藩の分限帳(ぶげんちょう)や郷土資料館に手がかりが移ります。
それでも先に進めないときは、本籍地の戸籍を請求する道が残っています。明治までの名前と住所を追えるうえ、請求は自分でできます。支払う金額は自治体ごとにばらつきがあるので、窓口へ直接問い合わせてください。
手順3 紋付や墓石に入れるときの伝え方
紋を新しく入れる場面では、紋名(九枚笹、または丸に九枚笹)を店に伝えたうえで、現物の写真も添えるのが確実です。
束の数や丸の有無、囲みが竹輪かどうかで別の紋として扱われるため、名前だけを伝えると行き違いが起きることがあります。値段や仕上がりまでの日数は店によって差があるので、注文のときに直接聞いておくと安心です。
ここまでの3つを押さえておけば、次に紋を目にしたときに迷う場面はぐっと減ります。
まとめ:九枚笹の家紋を持つ人への答え
自分の場合がどれに近いか、次の4つから拾ってください。
- 竹中半兵衛の家?:候補は竹中氏・益田氏・淀藩稲葉氏・旗本の家々。うちの筋は墓石の束の数と丸の有無から過去帳へ
- 丸付きで迷う:同じ紋。注文書は丸の有無まで書いて写真を添える
- 商人の紋と聞いた:武家も庶民も選んだ紋。どちらの専用でもない
- 源氏の子孫?:笹紋が源氏の紋というのは、誤って伝わった説。証拠にはならない
三枚の葉を束ねて、三組そろえる。九枚笹の紋は、それだけでできています。
もとは神事に使われてきた竹笹の図案で、そこに竹中家や斎藤家の名前が重なって、今の知名度があります。
束の数と丸の有無さえ押さえておけば、あとは過去帳と菩提寺が案内してくれます。






※この記事の情報は2026年9月15日時点のものです。
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