「大祓詞(おおはらえのことば)をひらがなで読みたいのに、開いたページは漢字だらけ。」
別のページを開くと、「つどへ」が「つどえ」になっていて、どれを声に出せばいいのか手が止まりますよね。
先に答えます。このページのひらがなは、Wikisourceの1ページのふりがなのままです。声に出すときだけ、現代の音に読み替えます。
- 全文ひらがなは下の4ブロック。漢字かな交じりで約800字、ひらがなで1,086字
- ひらがなは昔の仮名遣いのまま。声に出すときは、語の途中と語尾の「へ・ひ・ほ」を「え・い・お」に
- 意味は「国の成り立ち→罪が生まれる→4柱の神が罪を消す」の流れ
- 覚え方は4ブロックを、1週間に1ブロックずつ。4週間で通す
- 家では朝に神棚の前で1回。6月と12月の大祓は、神社の大祓式に参列
大祓詞は、検索では「大祓祝詞」とも書かれ、漢字かな交じりで約800字の祝詞です。
ここに入れたのは、全文ひらがな、意味の対照表、4週間の覚え方、唱える時期、縦書き画像と印刷用PDFです。
元にしたのは、Wikisourceの「大祓詞」の例文ページです。小國神社の案内と、一句ずつ突き合わせて確かめました。
大祓詞の全文ひらがな
大祓詞の全文ひらがなは、下の4ブロックに分けた1,086字です。
読みは、元にしたページのふりがなと一字も違いません。漢字かな交じりでは約800字の祝詞になります。
| 知りたいこと | 答え | じゃあどうする |
|---|---|---|
| 長さ | 約800字(ひらがなで1,086字) | 4ブロックに分けて読む |
| 版 | 元にしたページの本文とふりがな | 別のページと見比べず、この版1つで通す |
| 仮名遣い | 昔の仮名遣い(つどへ・たまひ・といふ) | 声に出すときは、語の途中と語尾の「へ・ひ・ほ」を「え・い・お」に |
| 意味 | 国の成り立ち→罪が生まれる→4柱の神が罪を消す | 意味の対照表へ |
| 覚え方 | 4ブロックを、1週間に1ブロックずつ | 覚え方へ |
全文は4ブロックに分けました。区切りは、覚え方として案内されている4つのブロックです。
1行は、例文の句の区切りに合わせています。息継ぎの目安は、息継ぎと音程で案内します。
1ブロック目:高天原に神留り坐す〜安國と平けく知ろし食さむ
たかまのはらにかむづまります
すめらがむつかむろぎ
かむろみのみこともちて
やほよろづのかみたちをかむつどへにつどへたまひ
かむはかりにはかりたまひて
あがすめみまのみことは
とよあしはらのみづほのくにを
やすくにとたひらけくしろしめせと
ことよさしまつりき
かくよさしまつりしくぬちに
あらぶるかみたちをば
かむとはしにとはしたまひ
かむはらひにはらひたまひて
こととひしいはね
きねたち
くさのかきはをもことやめて
あめのいはくらはなち
あめのやへぐもを
いつのちわきにちわきて
あまくだしよさしまつりき
かくよさしまつりしよものくになかと
おほやまとひだかみのくにをやすくにとさだめまつりて
したついはねにみやばしらふとしきたて
たかまのはらにちぎたかしりて
すめみまのみことのみづのみあらかつかへまつりて
あめのみかげ
ひのみかげとかくりまして
やすくにとたひらけくしろしめさむ
2ブロック目:國中に成り出でむ〜天つ祝詞の太祝詞事を宣れ
くぬちになりいでむあめのますひとらが
あやまちをかしけむくさぐさのつみごとは
あまつつみ
くにつつみ
ここだくのつみいでむ
かくいでば
あまつみやごともちて
あまつかなぎをもとうちきり
すゑうちたちて
ちくらのおきくらにおきたらはして
あまつすがそをもとかりたち
すゑかりきりて
やはりにとりさきて
あまつのりとのふとのりとごとをのれ
3ブロック目:此く宣らば〜遺る罪は在らじと
かくのらば
あまつかみはあめのいはとをおしひらきて
あめのやへぐもをいつのちわきにちわきて
きこしめさむ
くにつかみはたかやまのすゑ
ひきやまのすゑにのぼりまして
たかやまのいほり
ひきやまのいほりをかきわけてきこしめさむ
かくきこしめしてば
つみといふつみはあらじと
しなどのかぜのあめのやへぐもをふきはなつことのごとく
あしたのみぎり
ゆふべのみぎりを
あさかぜ
ゆふかぜのふきはらふことのごとく
おほつべにをるおほふねを
へときはなち
ともときはなちて
おほうなばらにおしはなつことのごとく
をちかたのしげきがもとを
やきがまのとがまもちて
うちはらふことのごとく
のこるつみはあらじと
4ブロック目:祓へ給ひ淸め給ふ事を〜聞こし食せと白す
はらへたまひきよめたまふことを
たかやまのすゑ
ひきやまのすゑより
さくなだりにおちたぎつ
はやかはのせにますせおりつひめといふかみ
おほうなばらにもちいでなむ
かくもちいでいなば
あらしほのしほのやほぢのやしほぢのしほのやほあひにますはやあきつひめといふかみ
もちかかのみてむ
かくかかのみてば
いぶきどにますいぶきどぬしといふかみ
ねのくに
そこのくににいぶきはなちてむ
かくいぶきはなちてば
ねのくに
そこのくににますはやさすらひめといふかみ
もちさすらひうしなひてむ
かくさすらひうしなひてば
つみといふつみはあらじと
はらへたまひきよめたまふことを
あまつかみ
くにつかみ
やほよろづのかみたちともに
きこしめせとまをす
大祓詞のひらがなの読み方
大祓詞のひらがなは、昔の仮名遣いのまま書いてあります。声に出すときは、現代の音に読み替えます。
読み替えの例は、突き合わせた案内のひらがな版が同じ形に直している語です。
| 書いてある字 | 声に出す音 |
|---|---|
| つどへ | つどえ |
| たまひ | たまい |
| おほうなばら | おおうなばら |
| すゑ | すえ |
| といふ | という |
| まをす | もうす |
| いはね | いわね |
| はやかは | はやかわ |
| やほよろづ | やおよろづ |
直すのは、語の途中と語尾の「へ→え」「ひ→い」「ほ→お」「を→お」「ふ→う」「は→わ」です。
- 語頭の「ひ・ふ・へ・ほ・は」は直しません。「ひきやま」「ふとのりと」「へときはなち」は、そのまま読みます
- 「を」だけは語頭でも「お」と読みます(をちかた→おちかた)
「おほふね」は、語頭の「ふ」だけ直さず「おおふね」です。「やほぢ」のように、その案内のひらがな版も直していない語は、そのまま読みます。
大祓詞のひらがながサイトごとに違う所
サイトごとに違う所は、3つあります。
- 仮名遣い:昔の「へ・ひ・ほ」で書くか、今の「え・い・お」で書くか
- 読み:「伊褒理」はこのページの版が「いほり」、突き合わせた案内の版が「いぼり」。「吹き拂ふ」は「ふきはらふ」と「ふきはろう」、「給ふ」は「たまふ」と「たもう」
- 版:字そのものが違う所もある(水穗國と瑞穂国、磐門と磐戸など)
「伊頭の千別き」は、その案内の版の中でも「いづ」と「いつ」が混ざっています。
冒頭の「高天原」は、このページの版・内務省版・延喜式・案内の版のどれも「たかまのはら」です。
「たかあまはら」は、延喜式の結び近くの1か所と、個人ブログの冒頭の表記にあります。
つむぎ所長突き合わせたら、読みそのものが違う語が『いほり』のほかに3種類もあって、驚きました
じゃあどうするか。1つの版を決めて、最後まで通します。家で唱えるなら全文ひらがなの版、通う神社があるなら、その神社が配る紙に合わせます。
大祓詞の意味とふりがな付きの現代語訳
大祓詞は、神々に人の罪や穢れを祓い清めてもらうよう願う祝詞です。
前半は神々が国を治める成り立ちと罪が生まれるまで、後半は4柱の神が罪を川から海、地の底へ運んで消すまでです。
句をまとめて、原文とふりがな、意味を並べました。難しい語にだけ、ふりがなを付けています。
意味欄は、突き合わせた案内の現代語訳を参考に、私が書いた訳です。「磐門」「金木」「菅麻」「八針」は、その訳に合わせました。
対照表を作りながら、私がいちばん驚いたのは後半です。罪を受け渡す仕組みが、思ったよりずっと手の込んだものでした。
| 原文(読み) | 意味 |
|---|---|
| 高天原(たかまのはら)に神留り坐す 皇親神漏岐(すめらがむつかむろぎ) 神漏美(かむろみ)の命以ちて | 高天の原にお鎮まりになる、神々の祖先にあたる男女の神、神漏岐(かむろぎ)と神漏美(かむろみ)のご命令によって |
| 八百萬神等(やほよろづのかみたち)を神集へに集へ賜ひ 神議りに議り賜ひて | 八百万の神々をお集めになり、神々の会議でお話し合いになって |
| 我が皇御孫命(すめみまのみこと)は 豐葦原水穗國(とよあしはらのみづほのくに)を 安國と平けく知ろし食せと 事依さし奉りき | わが天孫に、豊葦原水穂国(日本の国)を、安らかに平和に治めよとお命じになった |
| 此く依さし奉りし國中に 荒振る神等をば 神問はしに問はし賜ひ 神掃ひに掃ひ賜ひて | こうしてお委ねになった国の中で、従わない荒々しい神々をお尋ねになり、お祓いになって |
| 語問ひし磐根 樹根立 草の片葉をも語止めて | ものを言った岩や木の根、草の葉に至るまで、ものを言わないよう鎮められて |
| 天の磐座放ち 天の八重雲を 伊頭の千別きに千別きて 天降し依さし奉りき | 高天原の岩座から出発し、幾重にも重なる雲を強く押し分けて、地上へ天降らせ、国をお委ねになった |
| 此く依さし奉りし四方の國中と 大倭日高見國を安國と定め奉りて | こうしてお委ねになった四方の国と、大倭日高見国(日本の中心の地)を、安らかな国と定められて |
| 下つ磐根に宮柱太敷き立て 高天原に千木高知りて 皇御孫命の瑞の御殿仕へ奉りて | 地の底の岩に届くほど宮柱を太く立て、高天原に届くほど千木(屋根の先端)を高くそびえさせて、立派な御殿をお造りして |
| 天の御蔭 日の御蔭と隱り坐して(かくりまして) | 天の陰、日の陰となるその御殿にお鎮まりになって |
| 安國と平けく知ろし食さむ國中に成り出でむ天の益人等(あめのますひとら)が | 安らかに治められるこの国に生まれ出る人々(国民)が |
| 過ち犯しけむ種種の罪事は | 過って犯してしまうであろう、さまざまな罪は |
| 天つ罪 國つ罪 許許太久(ここだく)の罪出でむ | 天つ罪・国つ罪と呼ばれる、数々の罪として出てくるだろう |
| 此く出でば 天つ宮事以ちて | このように罪が出てきたなら、天の宮廷のならわしにのっとって |
| 天つ金木を本打ち切り 末打ち斷ちて 千座の置座に置き足らはして | 細い木を根元から切り、先端を断ち切って、たくさんの台の上に山盛りに置きそろえて |
| 天つ菅麻(すがそ)を本刈り斷ち 末刈り切りて 八針に取り辟きて | 菅や麻を根元から刈り、先端を刈り切って、それを細かく裂いて |
| 天つ祝詞の太祝詞事を宣れ | 天上の祝詞である、この重々しい祝詞の言葉を読み上げよ、と仰せになった |
| 此く宣らば | このように宣ると |
| 天つ神は天の磐門を押し披きて 天の八重雲を伊頭の千別きに千別きて 聞こし食さむ | 天の神々は高天原の門を押し開き、幾重もの雲を強く押し分けて、この祝詞をお聞きくださるだろう |
| 國つ神は高山の末 短山の末に上り坐して 高山の伊褒理(いほり) 短山の伊褒理を搔き別けて聞こし食さむ | 地上の神々は高い山、低い山の頂にお登りになって、山にかかる霞や雲や霧を掻き分けて、この祝詞をお聞きくださるだろう |
| 此く聞こし食してば 罪と云ふ罪は在らじと | このようにお聞きくださったなら、罪という罪はすべて無くなると |
| 科戶の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く | 風が、幾重もの雲を吹き払うように |
| 朝の御霧 夕の御霧を 朝風 夕風の吹き拂ふ事の如く | 朝の霧、夕方の霧を、朝の風、夕方の風が吹き払うように |
| 大津邊に居る大船を 舳解き放ち 艫解き放ちて 大海原に押し放つ事の如く | 大きな港に停まっている大きな船を、舳先と艫の綱を解き放って、大海原へ押し出すように |
| 彼方の繁木が本を 燒鎌の敏鎌以ちて 打ち掃ふ事の如く | 向こうに茂った木々の根元を、よく切れる鎌でなぎ払うように |
| 遺る罪は在らじと 祓へ給ひ淸め給ふ事を | 残る罪などないと、お祓いになりお清めになることを |
| 高山の末 短山の末より 佐久那太理に落ち多岐つ 速川の瀨に坐す瀨織津比賣(せおりつひめ)と云ふ神 | 高い山、低い山の頂から、滝のように落ちる早瀬にいらっしゃる瀬織津比売という神が |
| 大海原に持ち出でなむ | 大海原へ持ち出してくださるだろう |
| 此く持ち出で往なば | このように持ち出されたなら |
| 荒潮の潮の八百道の八潮道の潮の八百會に坐す速開都比賣(はやあきつひめ)と云ふ神 | 荒々しい潮の、幾筋もの潮流が出会うところにいらっしゃる速開都比売という神が |
| 持ち加加呑みてむ | その罪を持って、ごくりと飲み込んでくださるだろう |
| 此く加加呑みてば | このように飲み込まれたなら |
| 氣吹戶に坐す氣吹戶主(いぶきどぬし)と云ふ神 | 息吹の出入り口にいらっしゃる気吹戸主という神が |
| 根國 底國に氣吹き放ちてむ | 根の国、底の国へ、その罪を息で吹き放ってくださるだろう |
| 此く氣吹き放ちてば | このように吹き放たれたなら |
| 根國 底國に坐す速佐須良比賣(はやさすらひめ)と云ふ神 | 根の国、底の国にいらっしゃる速佐須良比売という神が |
| 持ち佐須良ひ失ひてむ | その罪を持って、さすらわせ、消し去ってくださるだろう |
| 此く佐須良ひ失ひてば | このようにさすらい消え去ったなら |
| 罪と云ふ罪は在らじと 祓へ給ひ淸め給ふ事を | 罪という罪はすべて無くなったと、お祓いになりお清めになったことを |
| 天つ神 國つ神 八百萬神等共に 聞こし食せと白す | 天の神々、地上の神々、八百万のすべての神々とともに、お聞きくださいと申し上げます |
大祓詞の天つ罪・国つ罪
大祓詞の天つ罪・国つ罪は、本文では「天つ罪 國つ罪 許許太久の罪出でむ」と名前だけです。
罪の中身の一覧は、『延喜式』の版に載っています。読める場所は、旧大祓詞と中臣祓で案内します。
大祓詞で罪を消す4柱の神
大祓詞で罪を消すのは、4柱の神です。川から海へ、海から地の底へと、罪を受け渡していきます。
- 瀬織津比売(せおりつひめ):川の瀬で、罪を海へ持ち出す神
- 速開都比売(はやあきつひめ):潮の合う所で、罪を呑み込む神
- 気吹戸主(いぶきどぬし):根の国・底の国へ、罪を吹き放つ神
- 速佐須良比売(はやさすらひめ):罪をさすらわせて、失わせる神

「瀬織津比売」は、「瀬織津姫」と書くこともあります。読みは同じです。
大祓詞の覚え方
大祓詞は、小國神社と同じ4つのブロックに分けて、1週間に1ブロックずつ覚えます。4週目に通して唱えます。
1ブロックは、短い2ブロック目で118字、長い1ブロック目で257字です。毎日1回声に出して7日続けられる量なので、1週間を一区切りにしました。
案内は、「まずはそれぞれのブロック(1~4)ごとに覚えていって、最後に全部通して奏上できるように練習しましょう」です。
この練習を、1週間ずつに区切りました。
大祓詞を4ブロックで覚える手順
前のブロックに、次のブロックをつないでいきます。4週目には、全文が一続きになります。
- 1週目:1ブロック目を、毎日1回
- 2週目:1ブロック目に2ブロック目をつないで、毎日1回
- 3週目:1〜3ブロック目をつないで、毎日1回
- 4週目:4ブロック全部を通して、毎日1回
各ブロックの始まりと終わりの句は、全文ひらがなの太字の行で確かめられます。
大祓詞を音声と書き写しで覚える
全体の流れをつかむなら、アニメーション「おおはらえのことば」(14分50秒)を見ます。
同じページの説明は「『大祓詞』が持つ深遠な世界観をアニメーションで表現」です。
- 声に出す練習:その週のブロックを、ひらがなを見ながら読む
- 書き写して覚える:縦書き画像か印刷用PDFを見ながら、その週のブロックを1日1回写す
紙で手元に置きたい人は、経本を探せます。
大祓詞の唱え方と唱える時期
大祓詞は、6月と12月の大祓で奏上されます。家で唱えるなら、朝に神棚の前で1回です。
息継ぎは、行の終わりで短く休み、助詞で終わる行はつなげます。音程は、あまり抑揚をつけず、周りと差が出ないように読みます。
大祓詞の息継ぎと音程
大祓詞の息継ぎは、全文ひらがなの1行の終わりで、短く休みます。
- 行の終わりは、句の切れ目なので短く休む
- 「〜を」「〜は」で終わって動詞が次の行にある行は、文が続くので休まずにつなげる
4ブロックを案内するページは、「決まった息継ぎの位置はありません」と前置きして、「意味が途切れないところで息継ぎをすることが望ましい」と続けます。
上の2つは、その「意味が途切れないところ」を、1行ごとに見分ける形です。
音程は、あまり抑揚をつけず、清らかな川の流れのように、言葉が流れていく形で読みます。
大祓詞を唱える時期と回数
大祓詞を家で唱えるなら、朝に神棚の前で1回です。
朝にするのは、毎日同じ時刻に決めたほうが続けやすいからです。回数も、全文を通して1回なら、約800字で続けやすい量です。
神棚がない家は、静かに声を出せる場所を決めて唱えます。

6月と12月の大祓の日は、神社の大祓式に参列するか、家で朝の1回を全文で通します。
大祓詞を読み上げる夏越の祓・年越の祓
大祓は年に2回あります。6月の大祓が夏越の祓、12月の大祓が年越の祓です。神社本庁の案内にあります。
神社では、人形(ひとがた)で半年間の穢れを祓います。茅の輪をくぐる神社もあります。
ひらがなと4ブロックを案内している神社の場合は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 6月の晦日と12月の大晦日の15時 |
| 参列 | 予約不要。30分前までに集合 |
| 人形 | 氏名と生年月日を書き、身体を撫でて息を吹きかける |
| 郵送 | 遠方の人には人形の郵送あり |
| 初穂料(人形を申し込む場合) | お気持ちで。目安は一家族(3人)で3,000円程度 |
じゃあどうするか。近くの神社の大祓式に参列して、神職と一緒に唱えます。
日付と初穂料は神社ごとに案内が違うことがあるので、行く神社の案内で、行く前に確かめます。
大祓祝詞の全文縦書きと印刷用PDF
大祓詞(大祓祝詞)の縦書きは、下のふりがな付き画像4枚を長押しで保存すれば手に入ります。
印刷するなら、新居浜の宗像神社が配っているA3・七折半のPDFを使います。2ページ目がふりがな付きです。
横書きは、上の全文ひらがながそのまま横書きです。縦書き画像の区切りも、同じ4ブロックにそろえました。

2枚目は、2ブロック目です。

3枚目は、3ブロック目です。

最後の4枚目は、4ブロック目です。

覚えるために印刷するなら、宗像神社のPDFだけを見て通します。
この記事の画像と混ぜると、版の違いで細かい字や読みが食い違い、つまずくからです。
旧大祓詞と中臣祓
「旧大祓詞」は、3つです。平安時代の『延喜式』の「六月晦大祓」、大正3年の内務省版、旧仮名遣いのまま書いた本文です。
最初の2つは、下の表のリンク先で全文が読めます。このページの全文ひらがなも、3つ目と同じ旧仮名遣いで書いてあります。
| 版 | 中身と読める所 |
|---|---|
| 延喜式「六月晦大祓」 | 人々に宣べ聞かせる宣読体。天つ罪8つと国つ罪の名前の一覧がある。全文を読む |
| 内務省版(大正3年3月27日) | 宣読体。罪の中身を削った。全文を読む |
| 旧仮名遣いのまま書いた本文 | このページの全文ひらがなも旧仮名遣い |
| 神社本庁の例文(中臣祓と同じ奏上体) | 神々に申し上げる奏上体。このページの全文ひらがなの元。全文を読む |
中臣祓は、一般的に、大祓詞を神前に奏上する形に改めた祝詞とされます。
現在頒布されている大祓詞の結び「天つ神 國つ神 八百萬神等共に」は、中臣祓を継いだものです。
内務省版が罪を削った背景として、Wikipedia「大祓詞」は八束清貫の談話を載せています。
「今日では天津罪の内容はあまりに不自然であり、国津罪の内容に至つては非道義的で不義の宣伝にもなるからよろしくない」
つむぎ所長延喜式の版は役人たちに『聞きなさい』と宣べる文で、いまの版は神々に『お聞きください』と申し上げる文。話す相手がまるごと変わるんです
作者については、2つの案内があります。
- 突き合わせた案内:「誰が作ったものかは未だ明らかになっていません」
- Wikipedia(中臣祓の注釈書にある説。ほかにも説があります):度会延佳は天児屋命の孫の天種子命の作とし、吉田兼倶は天児屋命(春日大明神)の申し上げた祓の言葉とする
じゃあどうするか。旧大祓詞を縦書きで写したいなら、どの「旧」かを決めて、表のリンク先の該当ページから写します。
このページで通して唱えるなら、全文ひらがなの版です。
大祓詞は危険?
大祓詞は危険な祝詞ではなく、小國神社が一般の人に向けて覚え方まで案内している祝詞です。
案内には「『大祓詞』を覚えて奏上してみましょう」という章があり、神職だけの祝詞ではなく、一般の人に開かれた祝詞として案内されています。
「危険」と言われる祝詞の噂は、ひふみ祝詞や天津祝詞でも、同じ型で出回っています。


初めて唱えるなら、アニメーションで流れをつかんでから、ひらがなを見ながら1回通します。読み間違えた所は、次の朝に直して唱え直します。
大祓詞のよくある質問
7つの質問に、短く答えます。
祓詞と大祓詞の違いは何ですか?
祓詞は88字の短い祝詞で「恐み恐みも白す」で結び、大祓詞は約800字で「聞こし食せと白す」で結びます。短く唱えたい日は祓詞、大祓の日は大祓詞を唱えます。くわしくは大祓詞の全文へ。
「祓い たまえ 清め たまえ」のひらがな全文は?
大祓詞ではなく略拝詞で、「はらへたまへ きよめたまへ まもりたまへ さきはえたまへ」です。前の表の神社では茅の輪をくぐりながら黙って唱えますが、唱えことばは地域や神社で違うので、行く神社の案内に合わせます。くわしくは夏越の祓・年越の祓へ。
大祓詞を聞くだけで効果はありますか?
大祓詞は声に出して奏上する祝詞で、「奏上することで、一層のご加護があるとされています」と、突き合わせた案内にあります。勧められているのは自分で声に出す奏上なので、聞いたあとにひらがなを見ながら、自分でも声に出します。くわしくは音声と書き写しで覚えるへ。
大祓詞中臣祓の全文は?
中臣祓は、大祓詞を神前に奏上する形に改めた祝詞で、このページの本文もこの奏上体です。全文は、上の全文ひらがなと、漢字かな交じりのWikisourceの例文ページで読めます。くわしくは旧大祓詞と中臣祓へ。
大祓の祝詞の全文を横書きできますか?
全文ひらがなと対照表が、そのまま横書きです。縦書きは画像を使います。くわしくは縦書きと印刷用PDFへ。
大祓詞の罪とは何ですか?
天つ罪・国つ罪のことです。今の本文は名前だけで、中身の一覧は『延喜式』の六月晦大祓に載っています。くわしくは天つ罪・国つ罪へ。
大祓詞は神社本庁が決めたものですか?
はい、このページの本文は昭和23年に例文として示された大祓詞ですが、国が定めたものではありません。国(内務省)が定めたのは、大正3年の内務省版です。くわしくは旧大祓詞と中臣祓へ。
大祓詞のまとめ
大祓詞のひらがなは昔の仮名遣いで書いてあり、声に出すときは語の途中と語尾を現代の音にします。
覚えるのは、4ブロックを1週間に1ブロックずつの4週間。家で唱えるのは、朝に神棚の前で1回です。
- 読み方だけ知りたい→4ブロックを1行ずつ
- 意味も知りたい→対照表を上から
- 覚えたい→4ブロックを1つずつ
- 印刷したい→宗像神社のPDF
- 旧大祓詞が気になる→延喜式版と内務省版
今夜、1ブロック目の最初の一行「たかまのはらにかむづまります」を、声に出してください。





※この記事の情報は2026年10月3日時点のものです。
